September 25, 2016

今週の日本株(9/23時点)

今週の日経平均は、16519円→16754円と、+235円(+1.4%)でした。

21日に公表された日銀の総括的検証は、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」と、複雑怪奇なタイトルとなっていますが、マネタリーベースの拡大が必ず物価上昇をもたらすというリフレ派理論から撤退し、マイナス金利の深掘りも見送り、下がりすぎた長期金利を0%にまで戻しますという、ゴメンナサイの3連発。

事実上、従来路線からの撤退宣言と言えるでしょうが、「撤退」を「転進」と言い換える伝統に基づき、「2%に届かせるまで」を「2%を超えるまで」と変更。
緩和強化と詭弁を弄しつつ、出口議論を永遠に先延ばしできるという、正に日銀文学の神髄を駆使した労作となっています。

とりわけ、長期金利のコントロールは、出来る出来ないの議論よりも、やってはいけないチャレンジ。

理由は、日銀のサイトに記載されています。(https://www.boj.or.jp/mopo/outline/expchosetsu.htm/#wkinqa2

Nitiginn2569874

常に「36度5分」しか示さない体温計など、必要とされません。

自己矛盾を抱えた「転進策」は、長期金利の固定化に成功すれば相場のダイナミズムを奪い、失敗すれば更に日銀は笑いものとなる運命を抱えています。

» Continue reading

| | Comments (2)

September 24, 2016

シカゴ筋ポジションの確認(9/20時点)

      (9月20日) (9月13日)(増減)
カナダドル 16303   17058   ▲755
スイスフラン 8413   1348   +7065
ポンド   ▲58686  ▲82821 +24135
円     58785    56846  +1939
ユーロ  ▲85025   ▲81475 ▲3550
NZドル  ▲7916    5129  ▲2787
豪ドル   6848    36467  ▲29619

翌21日のFOMCを控えて、ポジション調整が進められたのか、ポンドショートやオセアニア通貨ロングが大きく減少。
ポンドに対してはドル売り、オセアニア通貨に対してはドル買い方向となり、全体には打ち消し合っているように見えます。

ドルインデックスです。

Dxy09236547

結局、市場の予想どおり利上げは先送りとなり、ドルは弱含みで推移し、株にとっては好都合。
NASDAQは史上最高値を更新しました。

» Continue reading

| | Comments (0)

September 20, 2016

JR九州がIPO

10/25(火)の上場が決まりました。

独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」が保有する1億2000万株が、一気に売り出されます。

想定価格は2450円で、想定時価総額は2940億円。

今期見込みEPSは239円なので、PER10.3倍。
ちなみに先輩の、JR東、西、東海のPERは、それぞれ13倍、11倍、10倍。
時価総額は、東と東海が3兆円台、西は1兆2000億円ですから、東と東海の10分の1程度になります。

配当性向は3割予定なので、期待配当利回りは2.9%と、まずまずの水準。

北海道、四国と合わせて「JR三島会社」は、そもそも上場が危ぶまれる脆弱体質というイメージがありましたが、短期間でそれなりの優良会社になったのでしょうか。

» Continue reading

| | Comments (0)

September 19, 2016

J-REIT指数の確認(9/16時点)

Reit091854
先週のJ-REIT指数は、1821→1813と、やや下落。
チャート形状は良くありません。

1800という数字的な節目が支えているらしくは見えますが、移動平均線に頭を抑えられており、ショックがあれば、思わぬ下値模索もありそうな局面です。

投資ブログでも、「J-REIT減らしました」が散見され、上昇を期待する投資家は少なくなっているようです。

需給的には、外国人投資家が4ヶ月連続の売り越し、運用難の地銀がポロポロと安値を拾っています。

» Continue reading

| | Comments (0)

September 17, 2016

シカゴ筋ポジションの確認(9/13時点)

      (9月13日) (9月6日) (増減)
カナダドル 17058   20905   ▲3847
スイスフラン 1348   1451   ▲103
ポンド   ▲82821 ▲89969  +7148
円     56846   54489   +2357
ユーロ  ▲81475  ▲92630  +11155
NZドル  5129    6128    ▲999
豪ドル  36467    38959  ▲2492

増減はマチマチで、全般にポジション調整のムードかと思われます。

ドルインデックスです。

Dxy0916254

金曜日にドル高となり、200日移動平均線に接近しました。

CMEの金利先物市場では、9月利上げ確率が15%と、先週の24%から低下。
12月は、据え置きが43.5%と、先週の45%から低下。(利上げ見込みが増加)

市場の予想は、利上げ時期を9月から年末方向に後ずれさせる方向です。

来週は、日米ともに中央銀行会合が開かれます。

もし9月利上げが行われると、なぜもっと事前にタカ派的発言をしなかったのかと批判が寄せられて、マーケットが若干混乱することが予想されます。

» Continue reading

| | Comments (0)

September 10, 2016

シカゴ筋ポジションの確認(9/6時点)

      (9月6日)  (8月30日) (増減)
カナダドル  20905   22400   ▲1495
スイスフラン 1451    8208   ▲6757
ポンド   ▲89969  ▲92485  +2516
円      54489   63661   ▲9172
ユーロ   ▲92630 ▲81925  ▲10705
NZドル   6128   1893    +4235
豪ドル   38959   42566   ▲3607

増減を全部足すと▲24985となり、ドル買い優勢です。

ドルインデックスです。

Dxy0910254
金曜日に大分ドルが上がったかなと思いましたが、依然としてドル安トレンドの中で、少しドルが反発したといった動きです。

» Continue reading

| | Comments (0)

September 03, 2016

J-REIT指数の確認(9/2時点)

今週のJ-REIT指数は、1837→1820と、1%下落。
Reit0902584

チャートでは、200日MAを割り込みそうな弱気相場になっていますが、これは長期金利の上昇で説明するのが最も合理的であるように思われます。

国債10年金利です。
10ykinri458

マイナスが当たり前になっていましたが、かなりゼロに近いところまで上昇してきました。

» Continue reading

| | Comments (0)

シカゴ筋ポジションの確認(8/30時点)

       (8月30日)  (8月23日) (増減)
カナダドル  22400    16734   +5666
スイスフラン 8208     1885    +6323
ポンド    ▲92485   ▲94978  +2493
円      63661     60316   +3344
ユーロ   ▲81925   ▲76658  ▲5267
NZドル   1893     ▲878   +2771
豪ドル   42566     42757  ▲191

雇用統計の結果が良ければ、一気に9月利上げ確率が高まるだろうという局面でしたが、増減はプラス(ドル安方向)が多く、利上げへの警戒心はあまり感じられないように見えます。

その雇用統計。
注目された8月の非農業部門雇用増加数は、15.1万人。

早期利上げ判断の目処とされた19万人は下回ったものの、7月は2万人上方修正されており、3ヶ月平均では、24万人。

9月の利上げ可能とも解釈できそうな数値ですが、株式市場は上昇で反応しました。

» Continue reading

| | Comments (0)

August 27, 2016

J-REIT指数の確認(8/26時点)

Reit082654J-REIT指数は1837と、週間では僅かに上昇しているものの、7月末比較では2%弱下がっています。

直接の理由としては、日銀追加緩和策でREITの買い増しが無かったことによる失望売りが考えられますが、大騒ぎするほど下落している訳ではありません。

より深刻なのは大手不動産株です。

下図は、三井不動産(8801)株とREIT指数のETF(1343)。

88011343

昨年夏に3800円、年初でも3000円あった三井不動産株は現在2100円と、1年前のほぼ半分。
PERは16倍と、含み益は考慮されない「並みの評価」になりました。

REITと不動産株が乖離し始めた昨年9月、一体何があったのでしょうか。

» Continue reading

| | Comments (0)

シカゴ筋ポジションの確認(8/23時点)

       (8月23日) (8月16日) (増減)
カナダドル   16734   12473   +4261
スイスフラン 1885    ▲1545   +3430
ポンド    ▲94978  ▲94238   ▲740
円      60316    56006   +4310
ユーロ   ▲76658  ▲92508  +15850
NZドル   ▲878   ▲695    ▲183
豪ドル    42757   41113   +1644

増減はプラスが優勢なので、ドル安方向を見ていることになりますが、一番大きく動いたユーロに関してはポジション調整の意味合いが強そうで、全体として様子見気分かと思われます。

日本時間金曜夜のイエレン講演では、「米雇用が改善し、追加利上げの条件は整ってきた」という発言がフォーカスされ、更にはフィッシャー副議長が「9月そして年2回の利上げ」について「イエレン議長の講演と整合的」と追い打ちしたことで、全般にドルが買われました。

ドルインデックスです。

Dxy082636

ドルは継続的に強い訳では無く、売られすぎの調整と言えそうです。

米国株式市場では、為替敏感なDOWは若干下げましたが、NASDAQは僅かながら上昇。
ドル高に弱そうなコモディティ銘柄も大きくは売られず、小幅な下げで終わりました。

まだ、市場は良いとこ取りをしているという見方もあるかもしれません。

» Continue reading

| | Comments (0)

«シカゴ筋ポジションの確認(8/16時点)