November 28, 2016

聖路加病院1泊2日入院体験記

少し前になりますが、軽度の手術が必要となり、築地の聖路加病院に1泊入院しました。
人生初入院となります。

同病院は、「セレブ出産御三家」と呼ばれたり、全室個室仕様ということもあり、貧乏人お断りの「お高い病院」というイメージも一部にあるようですが、全室個室=全室差額ベッド代、ではありません。

健康保険で対応できる「無差額個室」もあり、リクエストしておけば空きがある範囲でアサインしてくれます。
実際、私は無差額個室となりました。
どこから見てもセレブではないことが幸いしたかもしれません。

一般有料個室は、最低でも1日(1泊は2日カウント)32000円以上となりますが、無差額個室の場合は自己負担が無い分、以下の点で有料個室よりも劣ります。

・シャワールームなし
・タオル、シャンプーなどの細かな備品無し
・テレビ、冷蔵庫が有料(テレビ400円/日、冷蔵庫200円/日)

私の場合、そもそも入浴は不可でしたし、実質的な比較デメリットは殆どありませんでした。

» Continue reading

| | Comments (0)

November 26, 2016

トランプラリーはまだ続くのか

今週のマーケットを振り返ると、ドル円は、先週の110.9円→113.05円と2円の円安。
ユーロドルは、1.059でほぼ変わらず。
ドルインデックスは、101.28→101.5と僅かにプラス。

全体にドル高の勢いは減速しているものの、円安は継続。
ドル円に関しては、国内の逆張り投資家(ドル売り)が多く、逆にそれが「狩りの対象」となってしまったような印象です。

ドルインデックスの週足です。
Dxyk52
過去2週間に比べれば、横這いと言えそうです。

12月4日には、欧州からネガティブなニュースが飛び込んでくる可能性があり、それに備えてポジション調整するなら1週間前くらいから始める、が経験則です。

» Continue reading

| | Comments (2)

November 25, 2016

どうなるオーストリア大統領選

イタリア国民投票と同じ12月4日、オーストリア大統領のやり直し選挙が行われます。

オーストリアの政治実権は首相にあり、大統領の権限は限定的と言われてはいるものの、大統領は大統領。

そもそもこの大統領選挙、今年の5月22日に行われ、とっくに終わっているはずでした。

Norberthofer
決選投票に残っていたのは二大政党(社会民主党、国民党)に属さない、極右自由党のノーバート・ホーファー氏(45)と、「緑の党」の元党首のアレクサンダー・ファン・デア・ベレン氏(72)。

ホーファー氏は航空学校を卒業し、空軍と航空会社で働いた経験のあるエンジニアですが、その後自由党に入り、2005年に弱冠34歳で党首となりました。

自由党は現在、下院183議席中42議席(22%)を占めています。

» Continue reading

| | Comments (0)

November 24, 2016

フィヨン氏って誰?

0022780082フランスの最大野党である共和党の大統領候補予備選挙では、サルコジ復活なるかばかりが注目されていましたが、蓋を開けてみれば、最も事前の人気が低かったフランソワ・フィヨン氏(62)が首位。
ジュペ氏との決選投票でも有利と見られています。

サルコジ氏は、トランプ氏の勝利に勇気づけられたのか、ブルカ水着全面禁止、フランスに同化しない移民は去れ、と反移民感情を前面に出して戦いましたが、やや過激すぎたようです。

フィヨン氏は、2007-2012年、サルコジ大統領の元で首相を務めたくらいなので、政治的な立ち位置は中道右派。

リベラル派のジュペ氏よりも、伝統的な(カトリック的な)道徳規範を維持することに重きを置いた候補の方が、予想されるルペン氏との対決に有利、と有権者は思ったのかもしれません。

フィヨン氏の公約は、(1)週35時間労働を39時間に延長(2)定年年齢を60歳から65歳に引き上げ(3)移民受け入れ枠を拡大等となっており、公的部門の雇用を50万人減少、歳出を11兆円削減、法人税減税など公的部門縮小と民間部門拡大を目指す内容。

税金にたからず、もっと働けという、サッチャー的な主張です。

» Continue reading

| | Comments (0)

November 23, 2016

ダウ初の1万9000ドル超えは正しいのか

リーマンショック前のDOW最高値は、2007年秋の14164$です。
それから1年後、毎日つるべ落としのように下げる株価を見ながら私は、これでもう14000$を見ることは一生無いだろうと思っていました。

リーマンショック前のようなハイレバ投資が出来なくなるのは確実で、そうなれば過去の水準を回復することは不可能だろうと考えたからですが、結果的にはトンデモナイ間違い。
DOWは5年も経たない2013年3月に史上最高値を塗り替え、そこから3年半あまりで更に30%以上も上昇しました。

現在のDOWのバリュエーションについてWSJは、実績PER20.8倍、予想PER17.7倍、配当利回り2.4%としています。

ちなみに日経平均(日経新聞)は、実績PER16.1倍、予想PER15.4倍、配当利回り1.7%です。

米国株式の総時価総額とGDP比較チャートです。
Jikasougakugdpokl54
現在は124%。
ITバブル時の150%には届かないものの、2007年秋の110%より遙かに高い水準となっています。

» Continue reading

| | Comments (0)

November 21, 2016

イタリア国民投票が迫る

サプライズの続く選挙(国民投票)ですが、12月4日にはイタリアで国民投票が実施されます。

イタリア政治というと、政党乱立による頻繁な政権交代、強大な権力を持つエロ爺い「ベルルスコーニ」、最近ではEU反対派の新興政党「五つ星運動」に所属する女性ローマ市長誕生などが思い浮かびますが、現在の首相は41歳のマッテオ・レンツィ。

フィレンツェ出身、フィレンツェ大学卒、フィレンツェ市長を経て、2年前に39歳で首相就任。
フィレンツェは個人的に大好きな街ですが、人口は36万人の小都市。

無理やり日本に例えると、奈良市長の橋下徹氏が、あれよあれよという間に首相になった、といった感じでしょうか。

S1reutersmedianet_3レンツィ氏は、フィレンツェ市長時代に市会議員の定員を半分にするなどの行政スリム化を図る一方、教育や福祉予算を増額し、幼稚園の待機児童を90%減らすことに成功。

フィレンツェ中心部への車両乗り入れを禁止し、無線LANスポットを500カ所設置するなどして観光を推進。歴史的な施設を有料で貸し出して、市の歳入を増加させました。

何よりも生活を楽しむイタリア人イメージと違い、twitter中毒の猛烈仕事人間と評価されています。

» Continue reading

| | Comments (0)

November 20, 2016

財政赤字でドルは強くなるのか

米大統領選挙後、財政出動期待→金利上昇→ドル高、という図式が当然のように語られていますが、果たして歴史はどうなのか。

グラフは、1970年以降の米政府財政状況(対GDP)とドルの実質実効為替レートです。

Fredzaisjko563

青が財政、赤がドル。

基本的には正の相関(財政が良ければドルは強い)で、2回ほど異常期間があったと解するのが妥当かと思われます。

これに従えば、「財政赤字拡大→金利上昇→ドル買い」は長続きしないという解釈になります。

» Continue reading

| | Comments (0)

November 19, 2016

シカゴ筋ポジションの確認(11/15時点)

先週金曜日、ドル円が106円80銭の段階で、せいぜいあと1~2円程度の上昇余地しかないだろうと新規のポジションは作らなかったのですが、相変わらずの見込み違い。
ドル円は111円目前まで買われ、日経平均は600円近く上昇しました。

11月9日には101円の瞬間があったので、そこから見れば8営業日で10円上昇という驚きの結果となっています。

IMMポジションです。

       (11月15日)  (11月8日) (増減)
カナダドル  ▲18599  ▲21312  +2713
スイスフラン ▲22194  ▲23291  +1097
ポンド     ▲80313   ▲89845  +9532
円        20676    31956  ▲11280
ユーロ    ▲119182  ▲129314 +10132
NZドル     2043     2505   ▲462
豪ドル     41518    41108    +410

ドル高方向にシフトしているのは、円とNZドルだけ。
短期筋も、この火柱的なドル高相場に上手く乗れていないのかもしれません。

» Continue reading

| | Comments (4)

November 15, 2016

トランプはニクソンの後継者

トランプ自身はレーガン大統領を理想とすると何度か語っていますが、実際にはニクソンを踏襲していくのではないかと見られています。

Nikusonjk42(Donald Trump as Nixon’s Heir:WSJから)

この表でのポジションはニクソンと同じ分類で、よりエリートから遠く、より大きな政府指向です。

ニクソンは、元々激しい反共主義者でした。
「赤狩り」旋風を巻き起こしたマッカーシーとともに、トルーマン政権の高官アルジャー・ヒスについて追求の手を緩めず、ついには偽証罪に追い込んだことで「反共の闘士」として有名となりました。

ニクソンは、1960年大統領選でテレビ映りが悪くてケネディに負けたとされていますが、当時の最新メディアであるテレビをうまく活用していたのは、むしろニクソンです。

» Continue reading

| | Comments (1)

November 12, 2016

トランプ勝利、その時マーケットは(3)

大統領選の結果は大方の予想を覆したため、投資家は突然にシナリオの修正を迫られ、かなりヒステリックな反応となったのだと思います。

また、11日(金曜日)はベテランズデーのために株式以外はNY休場であり、そのため債券市場は余計に慌てて判断しなければなりませんでした。

来週は少し落ちついて、今後の方向性を考えることになろうかと思いますが、なにせ考えるための材料が不足しているというのが実態かと思います。

そもそもトランプの過激発言は、選挙用にある程度誇張されたものであり、差別主義と言うよりはビジネスライクですし、女性蔑視と言うよりは助平で面食い。

どこの国でも選挙用のキャンペーンがそのまま実行されることなど有り得ず、言葉よりも今後の行動を見て判断すべきかと思います。

その意味では、依然として外交や金融政策は不透明であり、間違いないのは減税と財政支出拡大だ、ということで、この部分が市場で過度にハイライトされてしまったようにも見えます。

» Continue reading

| | Comments (2)

«トランプ勝利、その時マーケットは(2)