家計の金融資産が1590兆円に拡大、日銀と国内行の国債保有が逆転
[東京 19日 ロイター] - 日銀が19日に公表した2013年4─6月期の資金循環統計によると、家計が保有する金融資産残高は6月末時点で前年比5.0%増の1590兆円となり、過去2番目の水準に拡大した。
株高などを背景に、保有資産の時価評価額が膨らんだことが要因。家計・企業ともに現金や預金という手元資金を積み増す動きも続いている。
国債の保有状況では、大規模な国債買い入れで異次元緩和を推進している日銀の残高が前年比55.5%増の150兆円となり、国内銀行の137兆円を上回って保険、中小企業金融機関等に次ぐ3番目の保有主体となった。