最終目的地は日本
俳優座で上演された「最終目的地は日本」を見た。
若村真由美が演じる在日韓国人河松愛は実在のピアニスト崔善愛。
中国の不良債権問題は、最近あまり報道されないが、かなり根深い。
今年春からの、景気過熱抑制を狙った金融引き締め策の影響もあり、増加傾向にあるのは明らかなようで、中国銀行業監督管理委員会がまとめた9月末時点の国有商業銀行4行と株式制銀行11行の不良債権総額は合わせて1兆6998億元。(約22兆円)
私の手元にある中国国家統計局の資料によれば、さらに大きく、約31兆円。
これは日本の28兆円を総額で上回り、対GDP比率では日本が7%なのに対して何と20%というとんでもない数字である。
今年は中国関連銘柄が爆発する年になるかもしれないと考えていましたが、春先の金融引き締め政策により冷や水を浴びせかけられ、株価には大きなブレーキがかかってしまいました。
例えば日立建機は、4月下旬に1780円の高値があったのですが、その後急落し、5月下旬には最安値1080円。
現在はかなり戻して1400円台ですが、昨年の勢いはありません。
しかしながら、今後の北京五輪と上海万博を控え、中国の経済成長は減速はあっても失速は許されません。
失速すれば、共産党は国民の不満を押さえ切れずに崩壊するからです。
13億人の巨大人口を誇る中国経済は、平均だけでは計り切れません。
以下、特徴的な数字で中国経済を推測します。
韓国にとって日本は「嫌いだけど見習うべき国」のようだ。
日本にとっても、嫌われているけれど気になる国が韓国。
8月21日に放送された「冬ソナ」最終回の視聴率は、関東地区で20.6%、関西地区は23.8%だった。
全てに中庸な日本人から見ると、韓国国民は一途だ。
日本以上に価値観が一方的に振れやすいように見える。
労働争議、大統領弾劾、受験競争、ワールドカップでの熱狂、どれを見てもひと昔前の日本のよう。
日本は出生率1.29で大騒ぎしているが、韓国は1.17。
生まないとなったら、これがまた極端なスピードで少子化にまっしぐらだ。
この間急激な経済成長があったとは言え、黄色の線の急降下振りは異常。
出生率が4から2になるのにわずか10年。
加えて若い世代では女性が極端に少ない。
韓国の人口構成を見ると、9~13歳では(男)113.6:(女)100と極端に男が多い。
1987年から胎児の性別判定は禁止されてはいるが、現実的には明らかに産み分けがされている。
非常に近い将来、わがまま放題で高学歴の女性が増え、結婚出来ない男性がそれに比例して増加、そして高齢者の介護が出来ない家庭が圧倒的に多数となるのは確実。
家族で高齢者の面倒を見るという儒教的習慣は、人口構成の面から、早晩限界だろう。
いっその事、早く韓国に日本の少子高齢化のモデルになってもらい、日本が真似をするという方針が良いかもしれない。