今週の相場(7/1時点)
今年も前半終了ですが、株式相場にとっては惨憺たる6か月でした。
S&P500は、2021年の1年間で27%上がり、この半年(22年上半期)で21%下がりました。1年半の通算では「変わらず」です。
同様に見ていくと、
DOWは+19%→▲15%で変わらず、NASDAQは+21%→▲30%で通算15%の下げ。
日経平均は、+5%→▲8%で通算3%の下げです。
今週のS&P500は2.2%安、NASDAQは4%安、日経平均は2%安と、先週の反発は持続しませんでした。
米長期金利は3.13%→2.8%に大きく低下、ドルインデックスは金利と逆に104.1→105.1に上昇、ドル円は135円20銭近辺で変わらずですが、一時137円タッチがありました。
投機的と言われるシカゴ筋の円(対ドル)ショートポジションは6週連続で減っていますが、円安トレンドに大きな変化は感じられません。
株式市場では大きな意味でのコロナバブル清算の動きが継続中ですが、市場の関心はインフレからリセッションに移行し、長期債が買われました。
これまではインフレによる金利上昇が嫌気されて株が売られてきましたが、金利が下がってきても不景気懸念で売られています。こうした局面では、買えるセクターは極めて限定的です。
景気後退がほぼ確実と考える市場目線では、今後の企業決算は、売上の伸び悩みとコストアップによる挟み撃ちで低迷することが予想されています。
特に景気敏感な半導体株は苦戦が長期化。マイクロンが木曜日に発表した6─8月決算見通しによれば、四半期ベースで売上が17%程度減少し、EPSは2.59$から1.63$と4割程度落ちるという内容でした。
高級家具の「RH」も売上見通しの下方修正が入り、今週18%の下落。この銘柄は、昨年夏の700$から220$まで降りてきており、半値八掛け二割引きを体現しています。
Recent Comments