September 27, 2020

今週の相場(9/25時点)

今週のDOWは1.7%安、NASDAQは1.1%高、日経平均は0.7%安と、依然として調整ムードが継続していますが、金曜のNASDAQは2%以上上昇し、ハイテク系を中心にそろそろ反発ムードも芽生えてきたようにも感じられます。

米長期金利は0.69%→0.66%と若干下落しましたが、ドルインデックスは92.9→94.6へ上昇。為替市場はドルへの避難心理だったのか、ドル円は104円50銭→105円50銭へと1円ほどドル高円安でした。

VIX指数は26近辺で大きく変わらず、Fear & Greed Indexは52→48と、この指標からはやや弱気方向に振れました。

具体的なネガティブ材料としては、追加経済対策が議会で決まらず、欧州で感染増加、混迷する大統領選の行方といったところでしょうか。

アメリカの8月の新築戸建て住宅販売件数が前月から4.8%増加して、14年ぶりの高水準だったことは明るい材料として捉えられました。背景としては、30年物が2.8%台と歴史的に低いローン金利と、在宅勤務増加による郊外住宅の需要増と解説されています。

最も出遅れていると思われている旅行関連銘柄を見てみると、クルーズ船のカーニバルが1.6%安、ボーイング3.2%安、デルタ航空9%安、ヒルトン4%安と軒並みマイナスであり、本格的な景気の戻りにはいまだ懐疑的な投資家心理が窺えますので、こうした銘柄群にはまだ辛抱が必要そうです。

欧州での感染状況は、日本の7月に見られたような感染増死亡率減となっています。旧型コロナに免疫のあるアジア地域に比べ、発生源の中国から遠い欧州は、日本並みの状況になるのに時間がかかりそうですが、これは収束への不可避なプロセスです。

市場が恐れているのはウイルスの脅威ではなく、ビビった政府がさほど効果のない経済封鎖をするという人間の恐怖そのものへの懸念かと思われます。

» Continue reading

| | Comments (0)

September 20, 2020

今週の相場(9/18時点)

今週のDOWは僅か8$安でほぼ変わらず、NASDAQは0.6%安、日経平均は0.2%安と、日米ともに動きにくい週でした。

ドルインデックスは93.3→93.0と若干ドル安で、ドル円は106円10銭→104円50銭台と、かなり円高が進んだ印象です。

米長期金利は0.66%→0.69%へ若干上昇。VIXは27→26、Fear & Greed Indexは58→52。

NASDAQは50日MAを回復できず、やや金利が上昇したことも株には不利なので、投資家心理は弱気に振れることになりました。

FOMCでは追加緩和は語られず、財政出動も共和・民主両党の溝は大きくデッドロック。おねだり投資家の望む都合の良い材料は出てきませんでした。

日経平均は先週頑張ったことの反動と、円高が重しになってやや勢いが見られなかったものの、底堅い雰囲気は残っているように見えます。

そもそも9、10月の株式市場は荒れやすいと言われていますが、今年は8月のダンスが激しかったので、その反動を吸収するのに一定の時間が必要なのは必然です。

ドル円に関しては、ドル大量供給による潜在的なドル売り需要が蓄積中の環境に加えて、株式市場の停滞ムードもあり、リスクオフの円高になりやすいチャート形状になっており、特に日本の連休期間中の不安心理は利用されやすく、来週初めのドル円は急落リスクに注意が必要そうです。

為替市場は、新政権の円高に関する対応姿勢を試してやろうと思っているのかもしれません。

» Continue reading

| | Comments (0)

September 13, 2020

今週の相場(9/11時点)

今週のDOWは1.7%安、NASDAQは4.1%安、日経平均は+0.9%と、先週に引き続き日本株の底堅さが目立ちました。

米国株は分かりやすいスピード調整局面となっていて、DOWは50日MAの27276$をやや上回る位置で踏みとどまっていますが、8月に踊り過ぎたNASDAQは50日MAの10936ポイントを下回る10853Pですから、調整が長引く可能性が示唆されています。

半面、日経平均はPBR面での割安さ(1.3倍)が顕著で、同じ老大国(?)の欧州(1.7倍)と比べても3割程度の上昇余地があることが、この金余り現象の中で注目されやすくなっていると思われます。

米長期金利は0.72%→0.66%へ低下、ドルインデックスとドル円はほぼ変わらず。

VIXは31→27、Fear & Greed Indexは59→58。

VIXが下がっている点やFear & Greed Indexが殆ど変わっていない点を見る限り、投資家の心理状態が先週から大きく悪化したというよりは、ある程度の調整は当然のことと受け入れつつ、次の注目セクターや地域を探している状態かと思います。

» Continue reading

| | Comments (0)

September 06, 2020

今週の相場(9/4時点)

今週のDOWは1.8%安、NASDAQは3.3%安、日経平均は+1.4%。NASDAQはザラ場の高値と安値を採ると10%安ですが、週間で見れば3%程度の調整で、大波が来たという印象ほどは下がっていません。また日経平均はプラスです。

米長期金利は0.72%近辺で変わらず、ドルインデックスは92.3→93.0とドル高方向で、ドル円は105円30銭→106円20銭と円安。

VIX指数は23→30.8と大きく上昇し、Fear & Greed Indexは78→59と、かなり弱気に振れました。

全体的に過熱感への警戒感が高まり、バリュエーション無視のIT銘柄ほど調整した印象があるものの、テスラが週間で5.6%安、ズームは+23%、アップル3%安と、コールオプションなど投機的なトレードをせずに1週間寝ていた投資家にとって損失は限定的です。連休明けのNYでは、目を覚ました投資家が安値を買ってくるだろうという楽観気分がまだ支配的に感じられます。

8月米雇用統計は、雇用者数が予想の135万人増→137万人増、失業率は前月10.2%→8.4%へ低下と見かけは良いのですが、雇用者増には政府による臨時雇用24万人が含まれていますし、平均時給が前月比0.4%高くなっていることは、数の多い低賃金労働者の再雇用がさほど進んでいないことを示しているものと考えられます。レストランなどの娯楽・ホスピタリティー分野は17万4000人増と、前月(62万1000人増)から大きく減速しています。

雇用統計発表後、FRBのパウエル議長は、「良い内容ではあるが、今後は減速も想定され、長期にわたる低金利が必要」と発言したと報道されています。

» Continue reading

| | Comments (0)

August 30, 2020

今週の相場(8/28時点)

今週のDOWは+2.6%、NASDAQは+3.4%、日経平均は0.2%安。相変わらずNASDAQ強し。

米長期金利は0.64%→0.72%へ上昇したものの、ドルインデックスは93.2→92.3とドル安方向で、ドル円も105円80銭→105円30銭とドル安円高方向でした。

VIXは22.5→23とやや上昇し、Fear & Greed Indexは70→78と大きく強気に振れました。

今週は恒例のFRB議長によるジャクソンホール講演がオンラインで行われましたが、パウエル議長はインフレ容認姿勢を強め、2%の目標に達成してもすぐに利上げは行わないとの長期的なコミットメントを示しました。要するに、当分FFレート引き上げによる引き締めはありません。

株式市場は素直に歓迎し、期待インフレ率が上がって長期金利は上昇。為替はどっちに行くのか迷うところでしたがドル安で反応したため、コモディティ市場は総じてプラスになり、金・銀は前週比1~3%ほど上がっています。

全米での新型コロナ感染状況は悪いなりに安定といったところなので、ワクチン期待も織り込んで相場心理は更に強気になって物色が広がり、コロナ被害業種代表のトラベル銘柄にも資金が入っています。クルーズ船のカーニバルが週間で+17%、マリオットホテルが+10%、デルタ航空が+16%でした。

旅行やエンタメ業界の銘柄はいまだ低水準ですから、本格的に戻り出すなら大きな利益率が期待できますが、この業界の現実はいまだ厳しく、そのギャップが株価上昇への課題に見えます。

» Continue reading

| | Comments (0)

August 23, 2020

今週の相場(8/21時点)

今週のDOWは変化が1$以下で変わらず、NASDAQは+2.7%。日経平均は1.6%安と先週の反動安。

米長期金利は0.7%→0.64%と低下し、ドル円は106円60銭→105円80銭と若干の円高方向でした。

ドルインデックスは93近辺でほぼ変わらず、VIX指数は22→22.5と僅かに上昇し、Fear & Greed Indexは72→70とやや後退。

バブル的な上昇を見せるNASDAQを除けば、買い意欲も踊り場というムードになっています。

金価格も2週間前に2000$を超えてからは小休止となって1947$。ドル安盆踊りが再開されるのかどうか見守り中です。

本家のゴールドの勢いがひとまず止まったためか、ビットコインは130万円から10万円ほど落下しました。

全体の勢いが止まる中、エヌビディア+10%、アップル8%高、テスラ24%高など買える銘柄への資金集中が見られるのは、却って手詰まり感を象徴しているのかもしれません。

フェイスブック、アマゾン、アップル、マイクロソフト、グーグルを持っていた場合の今年のリターンは+35%ですが、この5銘柄を除くと、S&P500の今年の成績は、+2%からマイナス5%になると報道されています。

追加経済対策が議会で止まっているため、FRBのバランスシート拡大が一服していることも、ドル安を前提に全ての資産に資金が廻るという投機的な心理に歯止めをかけています。

もっと感染状況が悪化した方がFRBが追加的な緩和策に乗り出して相場が浮足立つのかもしれませんが、多くの国で、感染者か死者のどちらかはピークアウトしています。

» Continue reading

| | Comments (0)

August 16, 2020

今週の相場(8/14時点)

今週のDOWは+1.8%、NASDAQは+0.1%、日経平均は+4.3%。

米長期金利は0.56%→0.7%と上昇し、ドル円は105円90銭→106円60銭と若干ですが円安方向、。

割高のNASDAQよりもDOWを選考する動きが継続し、やや円安に振れたことやワクチン開発進展ニュースの後押しもあって、出遅れ気味の日経平均が比較的大きな上昇でした。

VIX指数もFear & Greed Indexも先週と変わらない水準で、投資家の強気度も足踏みと言った感じですので、グロースよりもバリューを買う心理の方が勝っていそうです。

7月に期限切れとなったアメリカの経済対策法案の続編が、協議時間切れで議会が夏休みとなったとの報道も市場のムードを冷やしました。

今週最大のニュースは、イスラエルとUAEの国交樹立です。

そもそも中東の不安定さは、4回の中東戦争が象徴するように、パレスチナの土地を巡るユダヤとアラブの争いであり、戦力に勝るイスラエルはヨルダン川西岸地区へ実効支配地域を広げました。

1993年のオスロ合意以降もヨルダン川西岸地区へのイスラエル人の入植は続き、アラブ諸国の中でイスラエルと国交があるのはエジプトとヨルダンだけという状態が続いていました。

» Continue reading

| | Comments (0)

August 09, 2020

今週の相場(8/7時点)

今週のDOWは+3.8%、NASDAQは+2.5%、日経平均は+2.9%。DOWは6月の高値27570$まであと100$余りに迫っていますが、日経平均は同様の23000円に対してまだ700円ほどの距離があります。

米長期金利は0.57%と、先週の0.53%よりは上昇。

VIX指数は24→22、Fear & Greed Indexは65→72と、これで見る限り、投資家は株価上昇への自信を深めています。

ドルインデックスは93.3近辺で先週とほぼ同じ。さしものドル急落も一休みなのか、ドル円は105円90銭で変わらず。

金、銀はそれぞれ週間で+3%、+17%と、加速が付いて急には止まれない様子です。

7月米雇用統計は、雇用者数が176万人増と予想の148万人増を上回ったものの、前月の479万人増からは鈍化。

ざっくり言うと、3-4月に2200万人が職を失って5-7月に920万人が職を得たということになり、楽観的に見れば短期間に4割以上が復帰できたとなり、悲観的に見れば2月からは1300万人も減った状態となります。

なお、失業特別加算制度が7月で切れたにも拘らず、追加経済対策を巡って共和民主両党の協議がいまだ纏まらないことは、市場の心理的な重しとなっているように思われましたが、週末になってトランプ大統領が議会の頭越しに大統領令で失業給付を含む対策を公表しました。

トランプ氏は、議会の予算権限を踏みにじるトンドモ大統領なのか、国民を救う白馬の騎士なのか。訴訟になる可能性もあります。

» Continue reading

| | Comments (0)

August 02, 2020

今週の相場(7/31時点)

今週のDOWは0.2%安、NASDAQは3.7%高、日経平均は4.6%安。一時は感染抑制状況がアメリカに優り、米国株よりも底堅さを見せた日本株は本来の脆弱性を発揮し、惨憺たる結果となりました。

東証では全33業種が下落し、期待の半導体関連でも金曜日のアドテストがS安となるなど、業績不振、感染再拡大、円高進行の三重苦で、買い材料皆無の状況と言えそうです。

ドル円は、先週の連休前22日の107円10銭→105円90銭。一時は104円10銭と、3円もの円高でした。

米長期金利が、0.58%→0.53%と低下したこともあり、今週の話題はドル安に尽きるという相場環境でした。

そもそもドルが大量発行されることは、2兆ドルの経済対策法案が成立した3月に分かっていた話ですし、FRBが実質ゼロ金利にしたことで金(ゴールド)が有力な投資先になるだろうということも同時期から言われていました。

ここに来てドル安に焦点が当たってきたことは、世界中で感染者が再拡大基調にあって景気の早期V字回復が絶望的となり、FRBが長期的に実質マイナス金利を継続させざるを得なくなったとの観測によって、今最も攻撃しやすいのはドルだ、と市場が標的に定めたということかと思われます。

ドルインデックスを見ると、7月22日に節目の95を割ったことで、テクニカル的な面でもドル売りに弾みが付いたと言えそうです。

Dxy07311 

» Continue reading

| | Comments (0)

July 26, 2020

今週の相場(7/24時点)

今週のDOWは0.8%安、NASDAQは1.3%安、日経平均は+0.2%ですが、日本は木金が休みだったので、CFDだと1.4%安。総じて反省の週でしたので、大きく買われたテスラや半導体、バイオ系銘柄などが利確ムードに押されて売り込まれました。

米長期金利は、0.64%→0.59%とリスクオフ。それに連れてかドル安が進み、ドル円は一時105円台があり、先週から1円ほど円高になって106円10銭台。ユーロは対ドルで、1.156→1.165と1%ほど上昇です。

米国の実質長期金利がマイナス0.9%と過去最低の水準に低下したとの報道もあり、ドルインデックスはテクニカル的な節目を割って下落しているとの見方も出てきています。

Dxy07266

ドル安の半面、ドルの通信簿と言われる金と銀が大きく上昇し、それぞれ週間で+5%、+16%と買い進まれました。

欧州では、長年の懸案であったEU共同債構想が結実し、コロナ被害からの復興共同債92兆円の発行が合意されました。日米欧が揃って大量の財政出動に踏み切ることは、通貨発行量の増加によって更なる資産価格の上昇心理を後押しするかもしれません。

23日発表されたアメリカの新規失業保険申請件数は、前週比10万9000件増の142万件となり、3月の底入れ以降では初めて上昇。感染再拡大→店舗の再閉鎖→再レイオフが連想されて、投資家心理を冷やしましたが、VIX指数もFear & Greed Index も殆ど変わっておらず、株式市場がどれだけ真剣に反省しているのかは疑問です。

» Continue reading

| | Comments (0)

«今週の相場(7/17時点)