July 21, 2019

今週の相場(7/19時点)

今週のDOWは0.7%安、NASDAQも1.2%安、日経平均1%安。

米国株は先週の高値更新の反動安と見るのが自然かと思われますが、日経平均は2週連続安。

米株ロングかつ日本株ショートという必勝法は依然として機能しているようです。

米長期金利は先週の2.12%→2.06%に下落し、ドル円は107円90銭→107円70銭台と僅かながら円高方向。

18日、ウィリアムズNY連銀総裁が「利下げというワクチンで経済の災いを予防すべき」と発言したために一段と利下げ期待が強まり、米金利低下→ドル安になったものの、更なる株高を演出するには至りませんでした。

一部には今月のFOMCで0.5%の利下げを見込む声もありますが、さすがにそれは無いのではと思っています。

ファーウェイ問題と需要懸念で大きく下げた半導体指数は、5月の安値から2割近く反発しました。

日本株でいうと、アドバンテストが2500円→3200円、東京エレクトロンが14000円→17000円など、不人気で閑散とする東京株式市場もノーチャンスではないようです。

» Continue reading

| | Comments (0)

July 14, 2019

今週の相場(7/12時点)

今週のDOWは+1.5%、NASDAQは+1.0%で、揃って高値更新。

日経平均は逆に0.3%安。

日本株が米国株上昇に付いていけないのは、米株上昇の一因がドル安(円高)なのと、依然として中国経済への懸念が強いことが理由と思われます。

日本が韓国への輸出規制を強化するニュース(いわゆるホワイト国解除)は、日米の半導体企業にプラスとみられることもあり、米国市場ではマイクロンはじめ半導体銘柄の反発が顕著ですが、日本の同種の銘柄に関しては動意薄です。

ドル円は先週の108円40銭台→107円80銭台へと円高方向でした。

今週注目されたFRBパウエル議長の議会証言は、市場に優しいトーン。

「前進しているようにみえた貿易交渉は逆に不確実性が増し、経済拡大を続けるためにより緩和的な金融政策を実施する根拠が強まった。」

ここまで言いますかというくらいのハト派発言によって今月FOMCでの利下げは確実視され、株価を押し上げました。

米長期金利は2.03%→2.12%と上昇。仮にFFレートが0.25%下がると、おそらく2.15%程度に誘導されるので、長短金利逆転現象はかなり緩和されます。

史上最高値を更新したDOWを長期的に眺めると、60年で45倍。

これは年間6.5%複利ですので、過去に短期金利が20%に近づくようなインフレもあったことを考えると、比較的穏やかで受け入れやすい数値という気もします。

つまりは、極めて割高なようで、一定の抑制が効いているということになるのでしょうか。WSJによるバリュエーションは、DOWが予想PER17倍、NASDAQ22倍です。

» Continue reading

| | Comments (0)

July 06, 2019

今週の相場(7/5時点)

今週のDOWは+1.2%、NASDAQは+1.9%と堅調で、DOWも史上最高値を更新しました。

日経平均も薄商いながら+2.2%。

米中間で更なる関税賦課が避けられたG20の結果を受けて、株式市場は基本的に買いが優勢でした。

6月の米雇用統計は、雇用者数が22万4000人増、失業率は3.7%と0.1ポイント悪化したものの労働参加率が0.1ポイント上昇で実質改善、平均時給は前年同月比3.1%増と堅調。

これを受けて、米長期金利は直前の1.94%→2.03%に上昇。ドル円は、先週の107円台から108円40銭台と円安。

強い雇用統計が利下げ観測を弱めて株を下げた、と解説されていますが、金曜の下げはDOWもNASDAQも0.1%程度ですから、依然としてFRBが利下げで株価を支えてくれるとの期待感は変わっていません。

CMEの金利先物市場では、12月の金利が1.81%と、現行の2.41%より0.6%も低く取引されており、年内に2回以上の利下げを織り込んでいます。

株価は史上最高値で雇用は好調ですから、伝統的な常識(?)では利下げの根拠が見つかりませんが、中国の景気後退感や既に決まった米中関税、ドイツが3年ぶりにマイナス金利になるなどの不安感が漂う中で、ここまで市場に利下げを期待させてしまった以上はやるしかないだろうと、FRBは追い込まれています。

» Continue reading

| | Comments (0)

June 30, 2019

今週の相場(6/28時点)

今週のDOWはマイナス0.4%、NASDAQはマイナス0.3%と米株指数は僅かに下げ。

日経平均も+17円と、G20での米中会談を控えて殆ど動けずでしたが、いわゆるファーウェイ銘柄には買戻しが入り、例えばTDKは先週より6%、アドバンテストは8%上がっています。

米長期金利は、2.05%→2.01%と、更に下がりました。

楽観の株式、悲観の債券と、両者の相場観が全く違うという指摘がありますが、何しろ「金あまり」なので、ジャンク債含めて何でも買うしかないとすれば説明が付きそうです。

CMEの金利先物市場では、7月の利下げ織り込みが100%という異常事態。

FRBパウエル議長は25日、「金融緩和の必然性は高まっているが、個別のデータや短期的な心理の振幅に過剰反応しないようにも注意している」と早期利下げ期待を若干牽制はしたものの、「予防的な利下げ(?)」を望む市場の声は消えないようです。

» Continue reading

| | Comments (0)

June 16, 2019

今週の相場(6/14時点)

今週のDOWは+0.4%、NASDAQは+0.7%、日経平均は+1.1%でした。

ただし東証の商いは薄く、SQだった金曜以外は売買代金2兆円割れです。

利下げ期待を背景に先週5%近く上昇したDOWは、利益確定売りをこなしながら、どうにか高い位置をキープしました。

ドル円は108円20銭→同50銭と安定。米利下げ観測によるドル売りはあるものの、それでも他に買う通貨がないという現実が交錯します。

米長期金利は2.08%で先週と変わらず。

2年物が1.84%と更に低いため、2年-10年の逆イールドは発生していませんが、FFレート2.25~2.50%と比べると、どちらかの歩み寄りが期待される状況です。

CMEの金利先物市場では12月が1.75%と、年内3回利下げして下さいと言い続けています。

原油(WTI)は、54→52.5$と下落。

イランを巡る情勢は、安倍首相の歴史的なイラン訪問→ホルムズ海峡でのタンカー襲撃→アメリカによるイラン犯人説→イランは否定、という経緯になっていますが、原油相場が沸騰しそうには見えません。

» Continue reading

| | Comments (0)

June 09, 2019

今週の相場(6/7時点)

今週のDOWは+4.7%、NASDAQは+3.9%と大きく反発しましたが、日経平均は+1.4%と、相変わらず「しょぼい」パフォーマンスです。

DOWは先月の下げ幅およそ1800$の3分の2を一気に取り戻しました。

きっかけは4日火曜日、パウエルFRB議長が利下げを示唆した発言だと考えられていますが、実際には「いつもどおり(as always)適切に対処する」と言っただけ。

それでも相場が反発したのは、買い戻しの機会を皆が待っていたからだと思われ、いわば保険がかかったという思いが背中を押してくれたという理解になりそうです。

ドル円は、先週の108円30銭→同20銭と、一時107円台に突入したものの、相変わらず低ボラです。

5月の米雇用統計は総じて低調な結果でした。

雇用者増は7万5千人、失業率は3.6%で変わらず、賃金上昇率は2月以降、3.4%→3.2%→3.2%→3.1%と下降線です。

雇用者数が過去2ヵ月分で7.5万人の下方修正がされていることも含めると、さすがの米景気もピークアウトしたと判断することも出来そうな雰囲気になってきました。

長期金利は先週の2.12%から更に低下して2.08%。FF金利の2.37%を大きく下回っています。

CMEの金利先物市場では、12月ものが1.76%で取引されており、年内3回利下げが最多数(36%)という、過剰とも思える利下げ期待相場となっています。

» Continue reading

| | Comments (0)

June 02, 2019

今週の相場(5/31時点)

今週のDOWは3%安、NASDAQは2.4%安、日経平均も2.4%安。

ドル円は109円30銭→108円30銭へと1円の円高。

日経平均は、もっと下がってもおかしくないセンチメントだと思いますが、先物ベースで20400円と、まだ2万円を維持。まずは節目の2万円を試さないことにはアク抜けしないように感じられます。

原油相場(WTI)もナーバスになり、景気後退による需要減を気にしているのか、今月になって64$から53$へと急落しました。

DOWは200日線を明確に割っていますし、年初を23000$スタートとすると、上げ幅の半分を失いました。「半値失いは全値失い」の格言(?)どおりになるでしょうか。

Dow053199

米中貿易戦争が長期化する中、不法移民のゲイトウェイとなっているメキシコにもトランプ砲がさく裂。5%の制裁関税が6月10日から適用され、10月までに段階的に25%に引き上げられると発表されています。

アメリカへの輸出を狙ってメキシコに進出した企業には売りが続出。全販売台数の10%以上をメキシコ工場に依存するマツダは1日で7%も下げました。

米中に比べれば、メキシコからの不法移民問題は解決の可能性が高いと見られてはいるものの、先行きは予想できず、相場は更なる視界不良となっています。

» Continue reading

| | Comments (0)

May 26, 2019

今週の相場(5/24時点)

今週のDOWは0.7%安、NASDAQ2.3%安、日経平均0.6%安と、IT銘柄の多いNASDAQが一番下げました。

日本でも東京エレクトロンが10%安、TDKが8.5%安など、ファーウェイ連想で半導体銘柄を売る動きが顕著です。

日米貿易戦争は、60年代の繊維交渉から数えて30年戦争だったと言われますが、日米にはイデオロギー上の激しい葛藤はありませんでした。

米中の間には、単に貿易不均衡だけではなく、政治的対立、太平洋・インド洋の支配権から宇宙戦争まで世界の覇権争いが絡んでいるので、帰趨がハッキリするには、米ソ冷戦のように50年かかるかもしれません。

中国は現体制が持ちこたえればアジアでの覇権を確立できるかもしれませんが、この大きすぎる国は内部崩壊がアキレス腱です。

市場では株から債券への逃避が起こり、米長期金利は2.32%まで低下。これは1年以下の債券金利よりも低く、逆イールドが発生しています。

前回米長期金利が2.3%台だったのは2017年秋ですが、当時の日経平均は2万円ちょぼちょぼ、DOWは23000$程度でしたから、依然として株は債券より楽観していると言えそうです。

» Continue reading

| | Comments (0)

May 19, 2019

今週の相場(5/17時点)

今週のDOWは0.7%安、NASDAQも1.3%安、日経平均0.4%安といずれも下げました。

ドルインデックスは97.3→98と上がっていますからドル高傾向ですが、ドル円は110円前後でほぼ変わらず。ユーロからドルへのシフト(ドル買い)と、リスクオフの円ショート解消(ドル売り)がドル円の中で拮抗しているということでしょうか。

米長期金利は2.47%→2.39%と、株から債券への避難行動が進みました。

米国債利回りは、6ヶ月が2.41%、2年が2.2%、10年2.39%。2年と10年の逆転は起きていませんが、6ヶ月が10年より高い状態です。

CMEの金利先物市場では12月の金利が2.13%。

年内利下げ予想は、先週の64%から74%に増えており、こうした利下げ期待の高まりが株価を支える一因です。

先週よりも株の下げ幅は縮小されたとはいえ、依然として米中貿易戦争の影響をどう織り込んだら良いのか右往左往。

成長の可否は中国経済次第と見られている日経平均は、令和になって約5%安。

米国がファーウェイへの部品禁輸を呼びかけたこともあり、日本の優良ハイテク部品銘柄には特に逆風が吹きました。

アドバンテストは今月になって10%以上の下げ、村田製作所は20%安、TDK17%安など、かなり悲惨な状況です。

 

» Continue reading

| | Comments (0)

May 12, 2019

今週の相場(5/10時点)

今週のDOWはマイナス2.2%、NASDAQも3%の下げ。日経平均は連休前の4/26との比較でマイナス4.1%。

ちなみに上海総合指数は、こちらも連休前の4/30との比較でマイナス4.5%です。

ドル円は先週の111円10銭→109円90銭へと約1円の円高。

先週の段階では、10連休は無難に過ぎそうに思われており、日経平均CFDは22500円を示していましたが、その期待値からは1200円も下となりました。

最大の下げ要因は米中貿易交渉の難航で、アメリカは中国製品(約22兆円)への関税率を10%から25%へ引き上げました。トランプ流のビジネス感覚では、赤字部門を放置するなど有り得ないことであり、責任は常に相手方にあるのです。

但し、交渉自体は継続されており、中国は報復すると言いつつも具体的な手段は示していません。

市場はどこかで中国が妥協する期待を織り込んでおり、もし本格的に米国経済が打撃を受けるなら、政府は対策を講じざるを得ないとも読んでいるので、結果的に米国株価のダメージも、為替市場での円高も限定的です。

株式市場においては、米中揉めて負けは日中でした。

 

» Continue reading

| | Comments (0)

«今週の相場(5/3時点)