May 20, 2018

今週の相場(5/18時点)

今週のDOWとS&P500は0.5%安、NASDAQも0.7%安と、若干売られました。
日経平均は、+172円(+0.7%)と、僅かながら上昇。

今週のハイライトは、米長期金利の3%超えでしょう。
Usin10y0519
心理的な節目を超えた金利に株式市場では警戒感が増し、ドルは買われました。

ドルインデックスは年初来高値。
Dxy05199
ユーロドルは、1.19台→1.17台へ低下、一方ドル円は、109円台→110円台後半へ上昇し、日本株を支えました。

ドル高は多国籍企業の多いDOW銘柄に特にネガティブですが、先月25日に一瞬長期金利が3%にタッチしたときに比べると米国株価は高い位置にあり、3%慣れしてきたのか、再度のゴルディロックス相場という声も聞かれます。

強気の背景については、VIX指数は特に上がっていない、失業率が低下している間は株は崩れない、インフレ連動債TIPSが落ち着いている(インフレ懸念は高まっていない)など色々言われていますが、アメリカの景気後退がまだ明確には見えない以上、株式市場は最高値再トライがあるのではないかという願望を反映しているものと思われます。

冷静に見れば、借金漬けの米国経済で金利が上がってくれば市場はより警戒すべきですが、金あまり現象がその不安を覆い隠しています。
但し、ハッキリ不安が現れているのが新興国通貨。

トルコリラ、インドネシアルピア、ブラジルレアル、インドルピー、ランドなど、かつてフラジャイル・ファイブと言われた通貨を中心に、新興国からの資金引き揚げは継続。
パーティ会場の出口に遠い場所からは、客が引いている状況です。

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May 12, 2018

今週の相場(5/11時点)

今週は、DOWが+2.3%、NASDAQ+2.7%、日経平均は+1.3%。

しばらく50日線に上を阻まれていたDOWも上方ブレイクし、全体に株価復活ムードとなりました。
Dow051222

金利上昇とドル高に一服感が生じ、再度「適温相場」への期待感が持ち上がってきたように見えます。

米長期金利は容易に3%を超えませんが、これは株価に朗報です。
Usint222

直近のインフレデータである4月の米CPIコア指数は、前年同月比2.1%上昇と市場予想の2.2%を若干下回り、金利上昇懸念を和らげました。

ドル円も一瞬の110円タッチから押し戻され、109円40銭近辺で終了です。

ドルインデックスです。
Dxy051222

4月下旬から急上昇しましたが、93.5で一旦頭打ちし、92.5で終了。
原油価格は上がっていますが、ドルの上昇がその影響を相殺して物価上昇を抑制しているとの見方もあります。

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May 06, 2018

今週の相場(5/4時点)

DOWは週間で0.2%の下落と、ほぼ変わらずですが、一時は200日線を割る弱気ムードが広がりました。
折れそうな心を持ち上げてくれたのは、バフェットのアップル買い増し宣言だったようです。

Dow05055

米長期金利。
Usint100
依然として3%の壁の手前。

歴史的なボリュームとなっている国債の売りポジションを見ると、金利上昇への道も簡単では無さそうです。
Us10yuri11

4月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比16万4000人増と、予想の19万2000人増を下回ったものの、失業率は17年半ぶりの低水準となる3.9%に低下。
時間当たり賃金は前月比0.1%増、前年比2.6%増と、市場に波乱を呼び起こすような内容ではありませんでした。

ドルインデックスは上昇し、年初来高値です。
Dxy050555

ドルインデックスの対極であるユーロ/米ドルは200日線割れして、ユーロ高終焉の声も聞かれます。

ドル円は先週の109円30銭→109円06銭と、僅かに円高方向ですが、ユーロドルの下げが本物なら、一定程度ドル円のサポート材料にはなりそうです。

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April 28, 2018

今週の相場(4/27時点)

今週は、DOWがマイナス0.6%、NASDAQマイナス0.4%、S&P500ほぼ変わらずと、大きな動きはありませんでした。

DOWの日足チャートです。
Dow04288
50日と200日線の間から抜け出せない状態が続いています。

一方の日経平均が+1.4%だったのは、ドル円が107円台から109円へと円安方向に動いたことで説明できそうです。

米国長期金利は一時、節目の3%を超えました。
Usinte04288

3%が問題と言うよりは、3%を超えてグングン上昇する場合は危険、ということだと思いますが、今のところVIX指数が落ち着いていることもあり、特に浮き足立つような状況は見られません。

ドルインデックスです。

Dxy04288
何度となく撥ね返されてきた90台半ばを突き抜けてきましたので、チャート的には上に向かう可能性が高まっています。

背景としては、米金利上昇によって、歴史的な水準にまで高くなっていたユーロロングポジションの巻き戻しがあるのではないかと思われます。

2001年以降のユーロポジションです。
Eur200111

IMMポジションです。

        (4月24日)   (4月17日)  (増減)
カナダドル  ▲25144     ▲30324   +5180
スイスフラン ▲10225     ▲10521   +296
ポンド     37365      47702    ▲10337
円        583       2591     ▲2008
ユーロ    130594      151476   ▲20882
NZドル     24434     27603    ▲3169  
豪ドル    ▲3396      ▲10155  +6759

やはりユーロロングが減っています。

米国金利が上昇すればドル高になるのは比較的自然なことですが、トランプは常識外なので、ドル高牽制をするかもしれず、その場合に市場がどう反応するかは読みにくいところです。

トランプ政権誕生以来、金利上昇の割にはドルの上値が重く感じるのは政権への忖度が働いているから、との見方もあるようです。

ジェフリー・ガンドラック氏は年初来、金利上昇とドル安は「危険なカクテル」だと警告を発していますので、FRBの利上げと市場のドル安忖度がミックスした場合には、注意が必要になりそうです。

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April 22, 2018

今週の相場(4/20時点)

DOWは週間で0.4%上昇したものの、再び50日線を割りました。

Dow04200

あれほど騒いだ米中貿易戦争は未消化のまま、北朝鮮融和ムードも特段の買い材料にはならず、相場が右往左往している間に、米長期金利が2.96%まで上昇。
3%の危険水域(?)に迫ってきました。

Uscin04200

米金利上昇はドル高を招き、ドル円は先週の107円30銭台から107円60銭台まで上昇したものの、日本株にとっては円安と株安効果が相殺され、先物は現物よりも下げていますし、GWの円高というアノマリーも気になるところです。

週末に入ってからも、北は次々とアメリカとの「妥協案」を示しており、仮にICBMだけが放棄されれば、距離の近い日本の北リスクが逆に際立つかもしれません。

金利の上昇で、ドルインデックスは節目の90を回復しましたが、過去の行ったり来たり水準を超えるものでは無く、持続性は不透明です。

Dxy07200

CMEの金利先物市場では、12月が2.18%と、先週の2.13%から上昇。
年内3回利上げ予想は、34%→37%に増えました。

長期金利の上昇は欧州でも見られ、その理由探しが難航していますが、強いて言えば原油相場でしょうか。

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April 15, 2018

今週の相場(4/13時点)

DOWのチャートです。
今週は+1.8%。

Dow0414
50日線で抵抗にあいました。

米国経済は堅調ですから200日線は維持、しかしFRBの利上げは続くので上値は重たい、という印象です。

日経平均は、+1%。
割高感はないものの、積極的に買う材料には乏しい状態です。

米10年金利。
Us10yin0414
先週の2.77→2.82%と上昇。

米中貿易戦争よりもシリア情勢を巡る米露対決に関心がシフトし、結果的に僅かながらリスクオンに振れたようなムード。
実際の攻撃は限定的で、このままであれば市場への影響も限定的かと思われます。

CMEの金利先物市場では12月が2.13%。
先週の2.06%よりは上に動きました。

中東情勢を巡る緊張感から原油価格が上昇したため、物価も上がるという連想があったかもしれません。

WTIです。
Wti04133

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April 08, 2018

今週の相場(4/6時点)

先週時点でのDOWは、そろそろ安定飛行かとも見えましたが予想は外れ、依然としてシートベルト着用サインが消えません。

週間では、0.7%安ですが、上下動が非常に大きくなっており、500$も上がったり下がったりするタービュランスの中にいます。

このようなシーソー相場では、毎朝結果を見るだけで、ポジションを動かす勇気はありません。

NASDAQは2.1%安。
NASDAQの方が下げ率が大きくなっているのは、値保ちの良かったものも売りたくなっているという心理と思われます。
センチメントは更に悪化したという見方と、そろそろでは、という見方に分かれそうです。

チャートはS&P500。
200日線はキープしています。
Sp50004066

日経平均は+0.5%と、まあ横ばい。
こちらも200日線を何とか維持している状態です。

米長期金利は先週の2.74%より少しだけ上昇して2.77%ですが、この1ヶ月間ほどのトレンドは右肩下がりの様子です。
Usin10y04055

CMEの金利先物市場では、12月が2.06%と、先週の2.1%よりも弱気に傾きました。

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April 01, 2018

今週の相場(3/30時点)

今週のDOWは+570$(+2.4%)、NASDAQが+71ポイント(+1.0%)。
いわゆるFANG銘柄中心に、一時はIT系への売りが目立ったものの、29日に反発して、インデックスは堅調でした。

但し、アマゾンは週間で▲3.3%と、戻りきれなかった印象です。
下げの中心にいたfacebookも、高値からは2割下がったものの、どうにか下げ止まって今週は+0.2%でした。

S&P500のチャートです。
Sp50003300

高値から1割調整→反発→二番底→揉み合い、といった様相となっており、ボチボチ落ち着きを見せそうなところにも見えます。

日経平均は、週間で688円(3.3%)上昇。
200日線を回復して、どうにか格好が付きました。

売られ過ぎの反動もあったのか、米国株の反発に乗り、辛うじて年度末のお化粧が出来たという印象です。
N22503311

米10年金利は、今にも3%突破かという危機から遠ざかり、2.74%まで低下。
Us10ykinri0330

そもそもは、金利上昇による適温相場の終焉という懸念から株価調整が始まっているので、「長期金利の乱」が一服しているのは株式市場への朗報です。

その一方、2年金利の2.27%と10年金利の差が0.47%まで詰まり、イールドカーブのフラット化への懸念が再燃しています。

CMEの金利先物市場では、今年12月が2.1%で取引されています。
年内にあと2回利上げされて、2年金利がFFレートに連動して0.5%上がると、10年金利を超えてしまいます。

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March 24, 2018

今週の相場(3/23時点)

先週、煮詰まり感があり、大きく振れるリスクが警戒されていると書いたDOWは、やはり下振れ。
今週は、1413$(5.6%)も下げました。

これまでDOWよりは下げ渋っていたNASDAQも、今週は489ポイント(6.5%)の下げ。
下に逃げるDOWを追いかけるように、下落率が加速してきました。

IT系銘柄はDOWよりも政策や景気の影響を受けにくいというコンセンサスはあるのでしょうが、国際的な課税リスクを気にする声も聞かれます。

欧州委員会(EU)は、旧来型の企業が23.3%の法人税を納めているのに対し、IT企業は平均9.5%だとみており、独自のデジタル課税を検討しています。

DOWは、200日線近辺まで降下しました。
Dow03244
高値からの下落率は約12%です。

WSJの調べでは、DOWのPERは、ピークの18.3倍(予想ベース)から16.2倍(同)に下がったようです。

米中貿易戦争が株価下げの原因と報道されていますが、トランプが鉄鋼とアルミニウムに対する追加関税の大統領令に署名したのは3月8日。

その時点で中国がメインターゲットであることは明らかでしたから、むしろ下げの主因はFRBの利上げスタンスかと思います。

CMEの金利先物市場では、今年の12月が2.07%、来年12月が2.51%で取引されており、年内あと2回、来年も2回の利上げが概ね織り込まれています。

金利の上昇は割引率の拡大によって、将来利益の現在価値を少なくするので、ようやく株式市場も金利上昇の負の効果を真剣に織り込み始めたということかと思います。

一方の日経平均は、週間で1059円(4.9%)の下げ。
日経新聞による日経平均PERは12.2倍と割安水準ですが、200日線も割り込み、心理的な節目の2万円に急接近しており、アメリカよりも深刻な「買い不在」状況となっています。

N225us22

外人さんに取っては円高が株安を緩和しますが、ドル建て日経平均も節目の200を下抜け。
N225dollr22

次のサポートレベルは180$に見えるので、そこまでの下落は考えたくないものの、視野には入ってきました。

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March 17, 2018

今週の相場(3/16時点)

急落から回復基調にあった株式市場ですが、今週は不安定さを増してきました。

DOWは週間で389$安(▲1.5%)、先週高値更新したNASDAQも78ポイント安(▲1%)。
日経平均は、割安感が幸いしたのか+208円、約1%の上昇でした。

DOWのチャートは煮詰まり感があり、大きく振れるリスクを警戒する声もあります。
Dow03177

米長期金利は2.85%近辺で、やや方向性を見失ってるように見えます。
Usinte03177

ドルインデックスは、やや持ち直しの動きが見られますが、リスクオフのドル買いかもしれません。
Dxy03177

CMEの金利先物市場では、12月の金利が2.1%で先週と変わらず。
20、21日のFOMC待ちで動きにくいものと思われます。

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