May 19, 2019

今週の相場(5/17時点)

今週のDOWは0.7%安、NASDAQも1.3%安、日経平均0.4%安といずれも下げました。

ドルインデックスは97.3→98と上がっていますからドル高傾向ですが、ドル円は110円前後でほぼ変わらず。ユーロからドルへのシフト(ドル買い)と、リスクオフの円ショート解消(ドル売り)がドル円の中で拮抗しているということでしょうか。

米長期金利は2.47%→2.39%と、株から債券への避難行動が進みました。

米国債利回りは、6ヶ月が2.41%、2年が2.2%、10年2.39%。2年と10年の逆転は起きていませんが、6ヶ月が10年より高い状態です。

CMEの金利先物市場では12月の金利が2.13%。

年内利下げ予想は、先週の64%から74%に増えており、こうした利下げ期待の高まりが株価を支える一因です。

先週よりも株の下げ幅は縮小されたとはいえ、依然として米中貿易戦争の影響をどう織り込んだら良いのか右往左往。

成長の可否は中国経済次第と見られている日経平均は、令和になって約5%安。

米国がファーウェイへの部品禁輸を呼びかけたこともあり、日本の優良ハイテク部品銘柄には特に逆風が吹きました。

アドバンテストは今月になって10%以上の下げ、村田製作所は20%安、TDK17%安など、かなり悲惨な状況です。

 

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May 12, 2019

今週の相場(5/10時点)

今週のDOWはマイナス2.2%、NASDAQも3%の下げ。日経平均は連休前の4/26との比較でマイナス4.1%。

ちなみに上海総合指数は、こちらも連休前の4/30との比較でマイナス4.5%です。

ドル円は先週の111円10銭→109円90銭へと約1円の円高。

先週の段階では、10連休は無難に過ぎそうに思われており、日経平均CFDは22500円を示していましたが、その期待値からは1200円も下となりました。

最大の下げ要因は米中貿易交渉の難航で、アメリカは中国製品(約22兆円)への関税率を10%から25%へ引き上げました。トランプ流のビジネス感覚では、赤字部門を放置するなど有り得ないことであり、責任は常に相手方にあるのです。

但し、交渉自体は継続されており、中国は報復すると言いつつも具体的な手段は示していません。

市場はどこかで中国が妥協する期待を織り込んでおり、もし本格的に米国経済が打撃を受けるなら、政府は対策を講じざるを得ないとも読んでいるので、結果的に米国株価のダメージも、為替市場での円高も限定的です。

株式市場においては、米中揉めて負けは日中でした。

 

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May 05, 2019

今週の相場(5/3時点)

今週のDOWは39$と僅かに下げ、NASDAQは18ポイント上げて最高値更新です。日経平均はCFDで見ると266円(+1.2%)上げていますので、この後に波乱が無ければ来週は22500円レベルが期待されています。

ドル円は111円60銭→同10銭と50銭程度の円高ですが、安定。ドルインデックスは98.0→97.5と低下しており、ドル高への警戒感がやや緩んだことが株にプラスという見方も出来そうです。

結果的に、日本の連休中に市場が大きくリスクオフに振れるような兆候は見られていません。連休前に調整したビットコインも年初来高値63万円前後まで買い戻されています。

3日金曜には米国雇用統計が発表。

失業率は3.6%と前月から0.2ポイント改善され、就業者数は前月比26万3000人増と好調。
賃金は前月比+0.2%、前年比+3.2%と予想以下とされ、「インフレ無き好況説」を支える数値となりました。

米政権は、インフレ傾向が低いのだから利下げしろという姿勢を崩さず、ペンス副大統領も雇用統計発表直後のTVインタビューで利下げ検討を要求しています。

長い選挙戦を考えれば、切り札はもう少し取っておいた方が良いと思いますが、いずれにせよ株価が最高値圏にある中でさらに燃料を足せと干渉してくる政権は記憶にありません。

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April 28, 2019

今週の相場(4/26時点)

今週のDOWは0.06%安と、ほぼ変わらず。NASDAQは+1.9%で史上最高値更新。

日経平均は+0.3%、ドル円は111円90銭→11円60銭と若干の円高でしたが、相変わらずの低ボラです。

但し、ドルはユーロに対しては上昇。

ドルインデックスは約2年振りに98台へ突入し、ドルに対してユーロが売られたため、ユーロ円は1円以上円高に振れました。

米株に連れてどうにか上がっている日経平均に比べてTOPIXは横這い。分散している人ほど冴えないパフォーマンスになっていると思われます。

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April 21, 2019

今週の相場(4/19時点)

NY市場は復活祭(イースター)のため金曜は休場。

キリスト教にとってクリスマスと並んで重要なイースター直前に、パリのノートルダム大聖堂の一部が火災で焼失するという不幸な事件が起こりました。

フランス政府は一致団結して再建に取り組もうとしていますが、現実には復興方法や寄付の在り方等が、更なる暴力の材料として使われかねない兆候も見られるのは残念です。

アジアでは、注目されたインドネシアの大統領選が行われました。

現職の庶民派ジョコ大統領が54%程度の得票率で再選を果たす見込みと報道されていますが、正式の選管発表は5月下旬であり、対立候補の元軍人プラボウォ氏は敗北を認めていません。

選挙の勝敗を分けるのはイスラム保守派の取り込み具合だろうと言われていました。

かつてスカルノ(デヴィ夫人の夫)は共産主義者を味方にしていましたが、後を継いだスハルトは反共に徹し、共産党を徹底的に弾圧して壊滅させました。

そのため、伝統的に共産党の役割であった貧困層の取り込みをイスラム保守主義が担っています。

ジョコ大統領の5年間はGDP成長率が5%推移と安定的で、失業率4.2%ですが、若年者(15~24歳)失業率は15.6%。
将来不安の強い若者はイスラム保守主義を頼り、イスラム保守主義は生活資金の融通や就職相談等を行い、成長に乗り遅れた層へ支持の拡大を図っています。

ジョコ大統領の前回得票率は53.2%ですから、今回も特段に支持層を増やしたとは言えず、新興国にありがちな成長の果実の歪な分配をどう調整していくかが安定への大きな課題と言えそうです。

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April 14, 2019

今週の相場(4/12時点)

今週のDOWは、僅かですが12$のマイナス、NASDAQは+0.6%。

日経平均は0.3%上昇して年初来高値ですが、TOPIXは何と5日続落という歪んだ相場。

月曜から水曜まで東証一部売買代金が2兆円割れする閑散相場の中での指数プレイでした。

米決算の先陣を切るJPモルガンが好決算で安心感が広がったものの、週間の下げを完全には戻しきれなかったのがDOW。

ドル円は、111円70銭→112円ちょうど、ユーロ円は125円20銭→126円50銭と円安が進み、日経平均は先物ベースだと1.2%ほど上がって、来週は年初来高値更新のスタートにはなりそうです。

米長期金利は2.49%→2.56%と、適温範囲。

ドルインデックスは97.3→96.8へ下落。

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ドルのトレンドは見出しにくいものの、97を超えたら下がってくれるという安心感(?)があり、WTI原油先物も64$近辺と比較的高値圏にあり、コモディティ相場から見れば年初来ずっとドル安傾向という安心相場とも言えそうです。

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April 07, 2019

今週の相場(4/5時点)

今週のDOWは+1.9%、NASDAQは+2.7%、日経平均は+2.8%。

ドル円は、先週の110円80銭台から111円70銭台へと、1円ほど円安。

ドルインデックスは、97.28→97.36と僅かながらドル高。

いわゆるシカゴ筋ポジションを見ると、全般的にドルの強い環境下で、株価上昇に連れて円売りを進めてきたという感じでしょうか。

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不人気の日本株にも周回遅れで買いが回ってきたと喜んでいる向きもあるでしょうが、東証の売買代金は全く盛り上がっておらず、5日金曜日の東証一部売買代金は2兆円割れ。

2月の月間売買代金は前年比27%ダウン。証券株は物色外です。

米3月雇用統計は、雇用者数が19万6000人増と2月の3万3000人増(修正後)から大きく持ち直し、賃金は前月の前年比+3.4%→+3.2%に低下し、失業率は3.8%で変わらず。

都合よく解釈すれば、インフレ無き好景気ですから、株を買いやすい結果であったと言えるかもしれません。

CMEの金利先物市場では、12月金利が2.26%と、現行の2.41%より0.15%低く取引されており、参加者の半数が1回以上の利下げを織り込んで取引されている状態です。

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March 31, 2019

今週の相場(3/29時点)

今週のDOWは+1.7%、NASDAQは+1.1%、日経平均はマイナス2%。

ドル円は、先週の109円90銭→110円80銭へと円安方向でした。

相場のセンチメントは、悲観論とバブル延命論の鬩ぎ合いとでも言った様相であり、今週は悲観から少し反発する順だったという印象です。

悲観論の主要な根拠は逆イールドで、今週末も米国債金利は、6ヶ月が2.42%、10年が2.41%と逆転しています。

これに対して延命論としては、本来の逆イールド指標である2年(2.26%)と10年は逆転していないことと、また過去に3ヶ月と10年が逆転した3回のケースにおいては、下表のとおりその後に株価はピークを付け、景気後退まで平均2年ほどのタイムラグがあるというのが理由でしょうか。

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なお、1998年は金利差がマイナスになった後で持ち直して再度2000年7月にマイナスに転じているので、そこからカウントすると、株式のピークは1か月後、景気後退入りは8か月後となり、もっと危機感を持て、という解釈になります。

ドルインデックスです。

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March 24, 2019

今週の相場(3/22時点)

今週のDOWは1.4%の下落、NASDAQもマイナス0.6%。
日経平均は+0.8%ですが、先物ベースでは下落です。
先日、ECBが年内の利上げを断念したことに続き、今週のFOMCでも年内の利上げ無しと示唆されました。
また、「経済活動の拡大は昨年第4四半期の堅調な速度から鈍化した」と景気見通しは下方修正され、資産縮小も9月には停止するとの発言がありました。

株式市場にとって低金利の持続は歓迎ですが、それにしても景気はそれほど悪いのかと投資家が迷っていたところ、22日発表のドイツの3月PMIが44.7と2012年以来の低水準をつけたことが、「やっぱり悪いのか!」と市場のリスクオフマインドを強く刺激しました。
ユーロ円は126円台から一気に2円ほど円高。
22日のDOWは460$の下げ。
米国長期金利は先週の2.58%→2.44%へ急落し、米国イールドカーブは6ヶ月もの(2.46%)と10年が逆転する歪な格好になってしまいました。
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CMEの金利先物市場では、今年12月が2.22%と現行の2.4%よりも0.18%低く取引されており、参加者の半数以上が1回以上の利下げを織り込む弱気な心理状態になっています。

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March 17, 2019

今週の相場(3/15時点)

今週のDOWは+1.6%、NASDAQは+3.8%、日経平均は+1.5%。
航空機事故の責任が問われているボーイング(DOW銘柄)は10%安でした。

ドル円は111円20銭台→同50銭台へと若干の円安方向です。

ファンダメンタルに大きな変化を与えるような材料に乏しく、主要な株式インデックスは先週2%程度下げているので、その反動で上げたという程度の話かと思われます。

米長期金利は2.62%→2.58%へ低下。
CMEの金利先物市場での年末金利は2.32%と、先週の2.36%より低下。

ドルの金利が下がっているのに円安が進んでいるところにも、市場の楽観が感じられます。

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