November 17, 2019

今週の相場(11/15時点)

今週のDOWは+1.2%、NASDAQは+0.8%、日経平均はマイナス0.4%でした。

正に、割高の壁を登っていくような米国株の様子です。

ドル円は109円20銭→108円80銭へと若干の円高。為替相場は株式ほどは楽観せず、109円の壁を意識しているということでしょうか。

年初からの上昇ペースを確認してみると、DOWは+20%、NASDAQは+29%、日経平均は+16%。

日経平均の指数ベースPERは18.7倍まで上昇しており、警戒感も生じているように感じられますが、米国株とは成長に関する環境が違い過ぎる割には、良く付いていっている方かと思います。

米長期金利は1.94%→1.83%に低下。投資家は再び、債券も株も同時に買っているということになります。

FOMCは12月と来年1月に会合が予定されていますが、そこで利下げがあるだろうとの織り込みは13%程度と、さすがに減ってきました。

要するにFRBは、株が下がったら利下げするという伝統手法を一歩進化させ、株を上げるために利下げしたということです。

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November 10, 2019

今週の相場(11/8時点)

今週のDOWは+1.2%、NASDAQは+1.1%、日経平均+2.4%。

ドル円は、108円20銭→109円20銭と、約1円の円安で株高を後押ししました。というよりも、株が上がるから追随して円を売ったという方が正しいでしょうか。

但し、109円の壁を意識して109円50銭から少し後退したのは、株に比べてまだしも謙虚さが残っている証しかもしれません。

米長期金利は1.71%→1.94%と上昇し、債券から株への資金移動という説明が可能です。

DOWもNASDAQも高値更新中ですが、株高の要因は楽観です。

米中貿易協議は米中で発言が一致せず、その実態は不明ですが、そろそろ双方が何らかの妥協をするだろうという根拠ない楽観が相場の原動力となり、潤沢な投資マネーが消去法的に株式市場に流れ込んでいる印象です。

ドルインデックスは97.2→98.4と上昇しました。このところ欧州通貨の買い戻しなど、ドル売りの方向が新興国アセットにもフェイバーでしたが、その揺り戻しが若干見られたような印象です。

為替市場はリスクオンとリスクオフが交互に発生しているようにも見えますが、株式市場はドル高でもドル安でもリスクオンという単純思考が支配的です。

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November 03, 2019

今週の相場(11/1時点)

今週のDOWは+1.4%、NASDAQは+1.7%、日経平均は+0.2%。ドル円は、108円60銭→108円10銭と50銭ほどの円高。

この1か月間で+1.6%のDOWに対して+5%と遅れを取り戻してきた日経平均ですが、為替が109円の壁に阻まれていることもあって若干息切れしてきたようにも見えます。

NASDAQとS&P500は最高値更新中で、DOWも最高値にあと10$ほど。アップルは一足先に最高値更新。

数年前のアップルは、PER15倍以下と比較的割高感がないという安心感がありましたが、今はPER20倍を超えてきました。

米長期金利は1.79%→1.71%。株高にも関わらず、FRBの利下げの効果もあってか金利は低下。投資家は株と債券を同時に買っています。

FRBの利下げ効果は、短期金利により強く働くので、現在の2年債金利は1.55%、3か月金利も1.51%となって、懸念されていた逆イールドは解消し、金融株にも安心感を与えています。

今年3月に逆イールドが心配されていた時は、10年も2年も2.4%台でしたから、思いっきり金利レベルを下げたことで「正常化」したと見ることも可能で、緩和大好き派の目で見れば、FRBは昨年金利を上げ過ぎたのだということになるのかもしれません。

逆に見れば、グレイトなアメリカ経済は、2%程度の金利にも耐えられない脆弱さだったということになりますが、とにかく株が上がれば良いという人には、FRBさまさまということになりそうです。

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October 27, 2019

今週の相場(10/25時点)

今週のDOWは+0.7%、NASDAQは+1.9%、日経平均は+1.4%。日経平均は5日続伸して年初来高値を更新中です。

ドル円は、108円40銭→同60銭台と僅かなら円安。株高とドルの反発に支援されて、じりじりと108円の壁を登っていますが、対する抵抗軍の力も相当に強く、109円突破確率は五分五分くらいの感じでしょうか。

ドルインデックスを見ると、10月に入って99から97.3まで下降していましたが、今週は97.8まで反発。もう少しドルの反発が続くのか、また下げ基調に戻るのかもドル円に影響しそうです。

米長期金利は1.75%→1.79%へ上昇。2年金利は1.62%で、逆イールドの懸念が遠のいたことも株への投資を促しています。

今月末最大のイベントかと身構えていたブレグジットは延長戦となることが確実となり、米中協議も互いに進展した振りをしようと合意された様子のため、米企業の7-9決算の結果に集中できる環境ができたようにも見えます。

投資家の多くが気にする半導体銘柄は、テキサスインスツルメントが駄目駄目でもインテルは良いとか、マダラ模様ながらも全体としては戻り基調と言えそうで、日本が強みとするハイテク系部品銘柄も概ね堅調な推移です。

CMEの金利先物市場では、今月のFOMCでの利下げ織り込みが94%ですが、特にFRBから強い牽制発言が聞こえてこないので、このまま利下げされるのでしょう。

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October 20, 2019

今週の相場(10/18時点)

今週のDOWは0.2%安、NASDAQ0.4%高、日経平均は+3.2%。

米国株は決算シーズンとなり、概ね好調ではあったものの、金曜日になってボーイングやJ&Jが6%も下げ、全体としては往って来いに近い状態で終わりました。

ドル円は108円40銭で先週と変わらずでしたが、ドルインデックスは98.3→97.1と下落。ブレグジット決定の期限を間近に控えて欧州通貨の買い戻しが入り、結果としてドルが売られました。こうなるとドル円でも円高になりそうなものですが、円売り需要も底堅く、108円の壁付近での拮抗状態です。

日本株は米中貿易協議の部分合意という束の間の晴れ間に、いよいよ買うものが無くなった強欲投資家の買い(?)で年初来高値を更新しましたが、TOPIXの週間上昇率は+1.6%と日経平均の半分で、物色の広がりは限定的です。

米長期金利は1.72%→1.75%と僅かに上昇しましたが、2年金利は1.59→1.57%と低下。ドル高を招くような全般的金利上昇はありませんでした。

CMEの金利先物市場では、10月の利下げ織り込み確率が91%となり、10月末のFOMCでは利下げせざるを得ないような状況となっています。

週初めの15日、米下院で「香港人権・民主主義法案」が全会一致で可決されたことに中国は反発。米中合意の実効性は怪しくなっており、決算もマダラ模様のため、株式市場の方向性は依然として見極めにくい状態です。

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October 13, 2019

今週の相場(10/11時点)

今週はDOW、NASDAQともに+0.9%、日経平均は+1.8%。

ドル円は106円90銭→108円40銭と、何度か跳ね返されている108円半ばの壁まで円安が進みました。

リスクオンのエンジンとなったのは米中貿易協議での部分合意。中国が米農産品の輸入を増やし、今月15日に予定していた中国製品への制裁関税の引き上げが先送りされると発表されました。

この程度の合意はいつでも覆せますし、双方の形づくりに過ぎない薄い内容ですが、市場はひとまず歓迎のポーズで返しました。中国が為替政策の透明性を高めるとも報道されていますが、これもまた中身はないでしょう。

トランプ政権は、シリアからの米軍撤退が批判され、顧問弁護士ジュリアーニのアソシエイト2名が逮捕されるなど追い込まれていますし、中国は今後香港に対して強硬策を取った場合のアメリカの対応をけん制しておきたい意向があるので、ともかく最低限の合意を示して協議決裂のイメージは避けたいという意味では利害が一致しました。

なお、ブレグジットに関して「集中的な協議」が行われるという報道もあり、英国のロイズバンキンググループ株が1日で12%も上昇するなど、英国への楽観が米国市場のリスクオン姿勢を後押ししましたが、月末に迫った離脱がどうなるかの見通しは依然不透明です。

米長期金利は先週の1.52%→1.73%に上昇。

CMEの金利先物市場では、10月の利下げ確率が78%→67%に後退し、債券から株への資金移動がやや進んだ格好です。

茶番でも何でも良いから握手する姿を見せてくれれば良いという投資家の要求に、米中が答えた週末金曜でした。

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October 06, 2019

今週の相場(10/4時点)

今週のDOWは1%安、NASDAQは0.5%安、日経平均は2.1%安。

ドル円は、107円90銭→106円90銭へと1円円高のリスクオフ方向。やはり108円は壁でした。

9月のISM製造業景況感指数が47.8と10年3カ月ぶりの低水準となり、続いて同じく非製造業指数が予想の55を下回る52.6と、2016年8月以来の低水準。

米中貿易摩擦によって製造業の指数悪化には一定の耐性があった投資家も、非製造業も悪いのかと肩を落としました。

これで雇用も悪ければと身構えていたところ、9月の雇用統計はNFPが136千人増とまずまず。失業率は3.7%→3.5%に改善し、賃金は前月比横ばいで前年比2.9%増と予想以下。

賃金が伸びないのは消費にネガティブですが、都合よく解釈すれば、インフレ懸念無き雇用堅調なので、利下げには好ましい適温結果。

CMEの金利先物市場では年内2回利下げ説が先週の20%→44%に急増し、長期金利は先週の1.68%→1.53%と大きく低下。

その結果、金曜のNY市場は1.4%程度の反発を見せましたが週間ではマイナス。利下げ期待は株価の下支えにはなるものの、積極的に上に持ち上げるには力不足だとも解されます。

最近の株式相場は、下げたら買い、反発したら売り、で儲かるというチャートですが、実際にそうそう上手く対応できるものではありません。

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September 29, 2019

今週の相場(9/27時点)

今週の株式は弱く、DOWは0.4%、NASDAQは2.2%、日経平均は1%、いずれも下げました。ドル円は、107円50銭→同90銭と堅調でしたが、108円の壁(?)に近づいています。

NY時間の金曜日、「米政権が中国への証券投資の制限を検討」との報道でアリババのADRが5%以上も下げるなど中国関連全般から資金が引き、また半導体のマイクロンは業績見通しが嫌気されて11%下げました。

マイクロン株の反発は6月の33$から始まっており、そこから42$辺りまでの反発はまあ妥当かと思われましたが、勢いあまって50$まで買い上げたのが調子に乗りすぎで、その分が剥落しました。

これに代表されるように、市場には「あぶく」の部分が一定程度乗っている状態かと思われます。

日本株は比較的「あぶく」の部分が少なく、依然としてバリュー投資の対象とは思われるものの、為替や中国景気への依存度が高いため、フラジャイルです。

米国長期金利は1.72%→1.68%と、株安でリスクオフ方向ですが、2年が1.63%なので、逆イールドではありません。

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September 22, 2019

今週の相場(9/20時点)

今週のDOWは1%の下げ、NASDAQも0.7%の下げ、日経平均は+0.4%。

ドル円は108円→107円50銭と、やや円高方向ですが、全般に小動きの週でした。

米長期金利は1.89%→1.72%と、再び債券へ資金が戻るリスクオフ方向。

注目されたFOMCはほぼ予想どおりで、FF金利は0.25%下がって1.75~2.00%。

金利据え置きを主張した委員が二人もいては、パウエルもハト派にはなりきれず、今後については様子見の姿勢発言。

結局のところ、まあ常識的にはこうだろうなあという結果で、市場は特段の反応ができませんでした。

日経平均は、全体のバリュー株指向もあり、為替に動揺が無ければ大きな売りが出ないという状況に見えます。

週末金曜には、米国を訪れている中国代表団が予定を早めて帰国するという報道があり、投資家心理を冷やしました。

金利という最大のファクターが失われつつある世界では材料難のため、米中貿易協議の動向に右往左往といったところです。

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September 15, 2019

今週の相場(9/13時点)

今週のDOWは+1.6%、NASDAQは+0.9%、日経平均は+3.2%(+789円)。

ドル円は106円90銭→108円10銭と、為替の力も借りて日経平均は9連騰です。

米中貿易戦争に緊張緩和のサインが見られ、中国はアメリカの大豆を買うと公表し、米政権からは最強硬派のボルトンが去りました。

外部環境に最も脆弱と言われる日本株は、逆もまた真なりでしょうし、中国ネタには敏感です。

米長期金利は1.56%→1.90%と大きく上昇。あまりに買いすぎた債券の量に、投資家はゲップを起こし、一部を吐き出しました。ちょうど8月初めの水準ですので、1か月かけた債券価格の上昇が2週間で消えました。

CMEの金利先物市場では、9月の利下げ予測が、先週の90%→78%まで低下。2割の人が、金利据え置きかもしれないと思い始めたのは大きな変化で、ある意味で「普通」になってきたと評価できそうです。

8月の米CPIコアは2.4%の上昇と、1年ぶりの大幅な伸びとなっており、物価と株価を見ているだけなら利下げ不要。

トランプがマイナス金利さえ要求する中で、FRBがどの程度抵抗するのかが注目です。

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