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November 03, 2004

大統領選報道~各新聞サイトを比較する~

接戦の米大統領選は事実上決着。
オハイオでの14万票以上の差を暫定票20万票程度で覆せるはずも無く、ブッシュ陣営はいかにして勝利を既成事実として行くかの広報戦略にシフトしていくものと考えられる。

現時点(20時15分)での各ニュースサイトのトップキャプションを比較してみたい。

①朝日新聞(http://www.asahi.com/)
「ブッシュ254人、ケリー252人」

なかなか端的な表現。
主にCNNを引用しての記事。
オハイオの暫定票についても「この票の扱いが今後も尾を引く可能性もある」と落ち着いた表現。
「結果はわかりません」と煽るNHKよりは、よほど冷静。

②毎日新聞(http://www.mainichi-msn.co.jp/)
「Jリーグ、F東京がPK戦で....」

なぜかトップはJリーグ。
大統領選については、かなりスクロールして国際欄でようやく発見。
しかも「分断された米国、前代未聞の展開に」と、かなり主観的な論説風で、オハイオの状況を詳しく知らない者には何かとんでも無い事が起こったのかと誤認させかねない書き方。
そもそも2000年大統領選の混乱と並べ立てるのなら、前代未聞では無く、自己矛盾。
やや扇情的。

③産経新聞(http://www.sankei.co.jp/)
「ブッシュ氏優勢、オハイオ州で大接戦」

記事内容は客観的で特に偏向性は感じられない。
選挙人獲得状況をカラー地図にしてあり、誰にでもわかりやすく書こうとする意図が感じられる。
但し、この時点でウィスコンシン州を未だ未定にしているため、254VS242としているのは、ややスピード感には欠ける。

④読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp/)
「激戦のフロリダ州、ブッシュ氏が制す」

まず記事が短い。
わずか10行程度の扱い。
内容も古く、今頃フロリダの結果を見出しで伝えているのはここだけ。
オハイオは接戦とはしているが、暫定票問題には一切触れていない。
最新の情報を伝えるという観点から見ると、全くやる気がないと判断されても仕方が無く、こんな事では、誰も見に来ないだろうと思われる。

一般紙面においても経済面などは、全く見るに値しない後追い記事ばかりで、巨人と家庭欄以外に、この新聞社の存在意義は無いと考えられる。

⑤日本経済新聞(http://www.nikkei.co.jp/)
「米大統領選、オハイオ州が焦点に」

淡々と事実だけを伝える、相変わらずの論調。
とりあえずこのサイトを見ていれば、大きく情報に遅れることはないという意味では、まさにサラリーマン向け。
無味無臭ではあるが、それも貴重な個性。


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Posted by: Cridelene | April 19, 2009 10:07 PM

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