「欧」と「米」のバランス
今回のスマトラ沖地震の被害に対する先進国(特にアメリカ)の援助姿勢について、国連のエーゲラン人道問題担当事務次官が「けち」と批判。
これに対しブッシュは昨年の援助実績を持ち出して懸命に反論してはいるものの、確かに今回のアメリカの対応は後手に回っている印象は否めません。
思うに、アメリカから見てこの地域は、立地、歴史、宗教いずれから見ても縁遠いということ。
一方ヨーロッパ諸国の反応は概して素早くて、世界の貧困問題などどこ吹く風と、毎年豪華絢爛に正月を彩るウィーンフィルでさえ一部曲目を変更して追悼の意を表しました。
スウェーデン1国だけで1000人以上と言われる死者数に代表されるように、旧植民地が多いアジアのリゾート地は、ヨーロッパに取って良くも悪くも非常に身近ということなんでしょう。
日本は戦後「脱亜入米」してしまったため、アジアから見たアメリカとヨーロッパの距離感をつい測りかねてしまうような気がします。
私がおよそ1年前に始めた外貨預金は、ドルを3分の2、ユーロを3分の1としたため、現在含み損になっていますが、この割合を逆にしておけば黒字でした。
ドルだけ見てたらアカンということで、まあ金銭以外の面についても、バランスを測るということに関しては、つまりはそういう事なのかなあと思いますね。
よろしければ、BlogRankingに一票をお願いいたします。
Comments