12/15 ドル円は行って来い
日経平均は17000円を前に上値が重いと解説されていますが、特にサプライズのない日銀短観とNYダウの新高値という材料を掛け合わせれば、この程度の上昇が妥当な結果と言えるでしょう。
個人消費は依然力強さに欠け、外需+円安がバックアップする銘柄には一定の上昇が見込まれると思いますが、それ以外に関しては不確実な見通ししか持ち得ません。
15日のダウも高値更新。
NYが堅調である限り、日本株も追い風で上昇する「グライダー相場」ではあるでしょう。
北京での「米中戦略経済対話」が終了しましたが、為替相場はほとんど反応していません。
米のCPIが予想ほど強くなかったことから昨晩は一時117円50銭近辺まで円が買われたものの、引けでは118円台に戻りました。
一時1.34に近づいたEUR/USDが1.30近くまで調整し、ユーロ/円も一時153円台があったので、少し買い戻してみました。
今のところ米国経済は住宅市況の調整を適度な冷却効果として、次なる成長過程への準備期間を過ごしている様に思います。
為替相場の着眼点が、単純な金利差から潜在的な成長力を踏まえた経済のファンダメンタルにシフトすれば、ドル円はすぐに120円を超えるでしょうし、今度大きな節目を抜けたら130円まで一気というくらいのエネルギーは蓄積されつつあると考えていますが、それには今しばらく時間がかかるかもしれません。
自分のポートフォリオの円と外貨の比率をどの程度にするのかという大きな枠組みの戦略性が、今後のパフォーマンスを決める最重要要素となると思います。
どうぞ良い週末をお過ごしください。
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