« 日立はどこまで買われるのか | Main | ドル円はルビコン河を渡った »

January 10, 2007

調整止む無し

株式市場のセンチメントとリズムからすれば、日経平均が300円も売られるタイミングとも思えないので、商品相場で傷ついたヘッジファンドの手仕舞いがきっかけという説には一定の説得力を感じます。

もっとも、噂と売りのセットが成功しただけとの乾いた見方もあります。

最近の日本市場には不動産関連を中心に、華僑系の資金が大量に入っているらしいとの観測があり、もし香港や上海が崩れれば、それはかなりの危険信号でしょうが、今のところは押し目買いが勝るような気がします。

FXは一昨日辺りから、またポツポツ買い始めました。

ユーロドルが1.30を守りきれていないのは、ある程度象徴的な感じがしますし、当分はクロス円よりもドルの動向が主役だと思います。
日銀イベントを通過しなければ方向性が決まらないのは当然ですが、商品市況が不安定であるからこそ、全体としてドルへの回帰が行われる可能性もありそうです。

いずれにせよ、昨年12月はすべてに調子が良すぎたので、多くの市場において、しばし調整するのは止むを得ない時期かと思います。

新聞を見ている限り、この国には子供が見本としたい大人が存在しません。
そのことが、日本人が将来を悲観し、リスク資産を積極的に持とうとしない最大の理由だろうと思います。

まずは否定、危なくなったら責任回避、ばれたら形だけ頭を下げる。

大臣も社長も妹殺しも皆同じパターンなのは、誰しもが「模倣」であり、自分自身の内なる声を持たないからでしょう。


この記事が参考になりましたら BlogRankingに一票をお願いいたします。

|

« 日立はどこまで買われるのか | Main | ドル円はルビコン河を渡った »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 日立はどこまで買われるのか | Main | ドル円はルビコン河を渡った »