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June 23, 2007

日本人は円を見限り、中国人は強気

22日の東京市場は下げ渋ったものの利益確定が優勢。

週末でもあり海外市場も全般に弱含み。
特にNYはベアスターンズのHF救済処理絡みの懸念があり、-185$。

上海、深センは3~5%のマイナスですが、香港市場の主要指数は小幅プラス。
依然として大陸と香港の裁定期待が強く働いています。

Z_7

香港とシンガポールを比較してみると、上海バブルが本格的になった昨年末以来、シンガポール優勢が続いています。

理由は良くわかりませんが、シンガポールは上海と相関性が高く、香港は逆。

いずれ上海の調整は必至ですから、今後は香港>シンガポールなのかもしれません。


J-REITは一時指数が2300を割り、前日比-5%。
6月に入ってから10%強下落し、3月中旬レベルにまで落ち込みました。
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ご本家USREITはあまりに高騰したため、今年になってから全く冴えませんし、金利上昇トレンド、GSの弱気レポートなど複合的な要因が見切りを促進しました。

ここまでJ-REIT市場は、米豪のようにイールドスプレッドがマイナスになるのでは、という思惑で買い上げられた側面がありますが、さすがにこのシナリオの実現は苦しいように見えます。

昨日時点で代表銘柄NBFは2.12%。
おそらくJGB10年金利は2.0%まではいきますから、スプレッド0.1%では厳しい。

本来のミドルリスクミドルリターン商品として、ゆっくりとした成長スピードに戻っていくのがメインシナリオと思われるので、突っ込み局面では少し買いますが、これまでのようにPFの中心とはしないと思います。


為替市場ではついにスイスフランも100円を超えました。
これで100円以下で買える主要通貨はNZDだけ。

ここまで一直線に円安ロードを進んで来るとは思わず、FXのレバは1倍程度。

今の日本株と円安の関係は、テナントが付かない古いオフィスビルが、日を追うごとに募集家賃を下げているようなもので、株価が上がっているというよりは、安売りをしているだけのようにも思えます。

ユーロベースで見ると、年初の日経平均17000円が109.7ユーロ、昨日が109.1ユーロとむしろ安くなってますから、優良会社の外人持ち株比率はじわじわと上がっています。


今週は、NYとの相関性が、欧>日>アジアの順で弱くなっている傾向が顕著でした。
特に中国は「鈍感力」が強い。

最近中国国内では、「我々は10億人を越える独自の経済圏であるから米国株に連動しない」との強気意見も見られるようです。

本当にそうなのか、間もなく判明するでしょう。


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