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June 19, 2007

市場は40年も待てない

今日は端午節で休場でしたが、18日の香港市場はH株指数が3.7%、レッドチップは5.1%の上昇率でした。

過熱する中国市場に大きな懸念が生じるのは当然で、上海万博まで、北京五輪まで、あるいは秋の党大会まで、と見方は色々です。

香港は97年の返還から50年間一国二制度が維持されるのがお約束ですが、株式市場は先取りして統一の方向に向かっています。

中国当局は、有り余る大陸の投資マネーを徐々に香港へ誘導する政策をとっていますし、レッドチップのA株上場が解禁間近と報道されているなど、両市場は融合が進みます。

これまでの10年の推移を考えると、最近になればなるほど融合のスピードは加速しており、政治的な部分はともかく経済に関しては、実質的な統一まであと40年もかかるとは思えません。

通貨面では元が今年1月香港ドルを逆転するという、象徴的な出来事がありました。
香港人に取ってはショックでしょうが、見方を変えればもはや香港人が香港ドルにこだわる意味が薄れたともいえます。

元はいずれもっと上がることが確実なので、むしろ早く乗り換えたほうが得だと考える人も増えるでしょうし、香港ドルがドルペッグから元ペッグへと移行することで、実質的な通貨統一が先行して実現するシナリオも実現性が高いと思います。

中国の法人税率は2008年から33%から25%になることが決まっています。

香港の17.5%という世界最安レベルにまでは追いつけないまでも、現在よりは大きく差が縮まりますので、香港資本の大陸移動に新たなインセンティブが加わります。

過熱した上海エネルギーの優先的な受け皿である香港市場は、他市場には無いアドバンテージがあり、結果として一定のプレミアムが発生する可能性が高いと考えます。


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