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June 27, 2007

サブプライムローンの影

私の手元にある2006年4Qまでの資料によれば、サブプライムローンが住宅ローン全体に占める比率は、2006年で13%程度。

そもそも急増したのは2004年以降で、それまでは全体の5%以下でした。

2004~2006年にかけては、全体での比率で見る限り、大きな伸びはみられません。

延滞率は、2006年4Qで13%程度。
2001~20002年は14~15%ですから、延滞率は以前と変わりません。

13%の13%ですから、全体のおよそ2%弱がサブプライムの焦げ付き。

サブプライムを含めた住宅ローン全体の延滞率は5%程度で落ち着いていますから、延滞の40%弱がサブプライムローンに関する分と推定されます。

今年になってかなり増えているだろうことを織り込んでも、この問題が金融システムに与える影響は限定的だと思います。

サブプライムローンというのは、住宅担保のサラ金みたいなもので、大体3年目くらいまでは金利が固定で、返済額は定額かインタレストオンリーという設計です。

従って4年目以降急に返済額が増えて慌てるわけですが、正に2004年以降急増した分が今年になって破綻したものと考えられます。

なお、ベアスターンズはLTCM破綻時の救済スキームに参加しなかったことで、今回はそのしっぺ返しを受けて同業他社の協力を得られないという別の背景も問題の先行きを暗くしているようです。

無論楽観は出来ませんし、するつもりもありませんが、もしもこの件で大きく信用収縮が進むとすれば、それは他の心理的な要因との複合的な結果ということになろうかと思います。


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