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June 05, 2007

兆候はいつも長期金利に現れる

残念ながら今日は上海は反発しましたが、いずれにせよH株には強気の見方をしています。

ペトロチャイナは4%以上上がりました。

昨日アメリカでは10年金利が若干下がって4.929%で終わりましたが、東京では逆に0.04%上昇し、1.84%。

Paratto

グラフを見ていただくと、その急伸振りがわかります。

年度内に3回日銀の利上げを予想するとの声も報道されていますが、利上げを強くサポートするような指標が出ているという実感はありません。

アメリカの場合は株式市場が非常に好調で、ダウに続いてS&Pも連日の高値更新の状況ですから、いわゆる古典的な「株高債券安」(かったるい債券なんか売って、株だ、株だ)とも説明出来ますが、日本で同様の現象が起こっているとは考えにくいです。

中央銀行が決める政策金利と債券市場が決める長期金利は、そもそも連動しないわけで、だからこそアメリカでは長短金利が逆転しています。

日本が財政赤字を上手く克服できず、将来の元本が確保出来ないと考えれば、景気動向や物価、為替、日銀の政策などに関係なく日本国債を叩き売る動きが強まっても別に不思議ではありません。

2005年10月に2.015%まで上がった時は、日本経済の回復期待が強かったので自然な金利上昇だったとも解釈できますが、今は為替動向も含めて、さほど景気や株価にポジティブなムードはありませんから、杞憂だろうとは思いながらも、何となく嫌な感じのする金利上昇です。


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Comments

最近、ニュースで食品値上げの話が取り上げられたり、今年度後半はCPI上昇するとのコメントをされる方もいますので、先を見込んで長期金利が上昇しているように思いますがどうでしょうか。

日本国債売れ残りなんてニュースもあるようなので、これと、あわせ技一本なのかな・・とも思っています。いずれにしろ円キャッシュメインというポジションは賛成しかねます。

今年後半~来年にかけて少しづつ円金利が上がって諸外国との差が縮小することを想定して、円高を予想しています。

AKAZUKINさんは、今年後半からの円レートをどのように予想なさっていますか??

Posted by: Blue | June 06, 2007 12:04 AM

ECBは今日を含めて年度内2回は利上げするでしょうし、ドルに対しても大きく金利差が埋まるとは思えません。またM&Aを拒む日本市場に、長期的な投資需要も思いつきません。時折巻き戻しが入りつつも、円安トレンドは継続するのではないでしょうか。

Posted by: akazukin | June 06, 2007 09:13 PM

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