もっと下を想定しておきたい
日経平均はやはり弱く、-2.5%。
昨年6月以来の14000円タッチも視野に入って来ました。
14000円を切れば、12000円まで、さしたる抵抗ゾーンはありません。
10年振りの金融ショックが起こり、中小金融機関が複数破綻するくらいは想定内です。
世界中でリスク資産回避の流れは止まらず、H株指数は-5%。
最大のメルクマールであるNYDOWの下げが足りない、という共通認識が投資家にあると思います。
史上最高値から1割にも満たない下げ幅の13000$に、特に割安感は感じられません。
私は世界の実体経済は相当底堅いと考えていますし、戻す時は早いと思いますが、株価は上がる時も下がる時も必ずオーバーシュートするもの。
今日のアジア市場では、強制売りも出たような雰囲気です。

バブルの象徴「蒙牛乳業」のチャートを見ると、訳の分からないプレミアムは剥げ落ちたようですから、質の悪い資金は逃げ去ったでしょう。
但し、もう一押し冷や汗を流すような局面が欲しいところ。
今晩あたりNYがサンクスギビング前の投売りでザラ場でガツーンと400~500$くらい下げた方が、スッキリするでしょう。
為替もあと2円くらいの円高水準を試して方向性を見たい。
そのくらいの下げ局面を待っているマネーは多分多いと思います。
だから今は手持無沙汰で、原油にばかり集中してしまうという面もありそう。
これだけの不透明感からアク抜けするには、もっともっと阿鼻叫喚の瞬間が必要だと皆感じています。
その期待感どおり、一回ウォーターフォールを実現しないと、これは出口が見えて来ないでしょう。
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