« ミシュラン | Main | 相場は官製不況の到来を織り込む »

November 21, 2007

もっと下を想定しておきたい

日経平均はやはり弱く、-2.5%。
昨年6月以来の14000円タッチも視野に入って来ました。

14000円を切れば、12000円まで、さしたる抵抗ゾーンはありません。

10年振りの金融ショックが起こり、中小金融機関が複数破綻するくらいは想定内です。

世界中でリスク資産回避の流れは止まらず、H株指数は-5%。

最大のメルクマールであるNYDOWの下げが足りない、という共通認識が投資家にあると思います。

史上最高値から1割にも満たない下げ幅の13000$に、特に割安感は感じられません。

私は世界の実体経済は相当底堅いと考えていますし、戻す時は早いと思いますが、株価は上がる時も下がる時も必ずオーバーシュートするもの。

今日のアジア市場では、強制売りも出たような雰囲気です。

2319
バブルの象徴「蒙牛乳業」のチャートを見ると、訳の分からないプレミアムは剥げ落ちたようですから、質の悪い資金は逃げ去ったでしょう。

但し、もう一押し冷や汗を流すような局面が欲しいところ。

今晩あたりNYがサンクスギビング前の投売りでザラ場でガツーンと400~500$くらい下げた方が、スッキリするでしょう。

為替もあと2円くらいの円高水準を試して方向性を見たい。

そのくらいの下げ局面を待っているマネーは多分多いと思います。
だから今は手持無沙汰で、原油にばかり集中してしまうという面もありそう。

これだけの不透明感からアク抜けするには、もっともっと阿鼻叫喚の瞬間が必要だと皆感じています。

その期待感どおり、一回ウォーターフォールを実現しないと、これは出口が見えて来ないでしょう。


この記事が参考になりましたら BlogRankingに一票をお願いいたします。

|

« ミシュラン | Main | 相場は官製不況の到来を織り込む »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« ミシュラン | Main | 相場は官製不況の到来を織り込む »