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January 23, 2008

しのび寄る過剰流動性の清算

遅い、小さいと言われながらも、やはり利下げは相当の効果があり、H株指数は+11.5%と昨日の下げをほぼ全部戻し。

ハンセン指数は2日間で下げた分の3分の2戻し。
日本株はわずか20%の戻し。

今日の結果は、やっぱり香港の狼狽売りは戻った、ではなく、2日でH株指数が18%も下げてしまうセンチメントを重視して、一層ディフェンシブに構えることが重要と受け止めるべきだろうだと思います。

それだけ中国経済への懸念は強くなっているのですから、リアリティのある実物関連の銘柄が望ましく、保有株の含み益が価格に反映するような金融株は買えません。

アメリカは日本とは違い、株安に対してすぐ行動する国家であり、その姿勢が一定程度株価を支えることは間違いありませんが、ドルの不信任という本質的な問題は利下げで解決しません。

これまでは各国の不動産がドル不信任の受け皿となり、世界の信用を支えて来ました。

80年代は日本、ITバブルを挟んで90年代以降はアメリカや欧州。
最近では中国。

しかしながら、世界の風向きは、これまで20年間あまりに渡って日米が協力して作り上げた、不動産ファイナンスバブルを、どこかで一気に清算しようとする方向に動いているようにも見えます。

その不安感を誰もが深刻に感じているからこそ、実物市場に資金が流れ込むトレンドに、皆が多くの注意を傾けるのでしょう。

いつも日本には期待が持てないということばかり書いていますが、世界が金融への過剰な依存に疑問を感じ始めている今は、実は日本の製造業にはチャンスなのかもしれません。


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