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January 12, 2008

再び「ゆでガエル」

日経平均は-277円。
DOWは-246$。

アメリカのリセッションを語っている場合ではなく、日本は既に景気後退期に入っていると市場は語っています。

コンプライアンス重視の日本の金融機関は不動産融資の姿勢を慎重にし、サブプライム問題で痛んだ外資系ノンバンクも以前の勢いは無く、中小PEファンドはリファイナンスが困難。

アセットマネジャーズが期待していた買い手はいなくなり、大きな下方修正となりました。

これから年度末に向け、狭い出口を求めて群衆が殺到し、B級資産の投げ売り状態が予想されます。

最後はREITが買うという期待は、泡と消え、気が付けばどこにも買い手はいない状態です。

サラリーマンFMは組織の掟に縛られてリスクを取りません。

誰の命令も助けも受けず、自分のリスク感覚だけで逆張り出来るのは個人ですが、彼らは市場の声に耳を傾けない日本経済には見切りを付けています。

アメリカは政策を総動員して必死ですから、ひとまずDOW12000$では止まるでしょう。

日本の社会は戦後、「均衡ある成長」に成功し、抜きん出た者が出遅れた者に分配する構図が出来上がりました。

これは、リスクを取って先頭で成功した者が割に合わず、失敗をせずにホドホドで付いていった者の期待リターンが高い社会です。
その結果、ホドホドを選ぶ人が増え、リスクテイカーが不足しています。

夜スペシャルなど意欲的な取り組みには、必ず横槍が入ります(結果的には容認)ので、ブレイクスルーのコストが非常に高くなっています。

市場においても、逆張りの成功確率が低いので、投資家はその分多目のリスクプレミアムを要求します。

仮にフェアヴァリューが日経平均14000円なら、そこからさらに一定のディスカウントが無ければ本格的に買いには行きませんから、私はまだ1割くらい下げ余地があると見ています。

品格や見識を語るには、まず「衣食足りる」ことが必要だということを、手遅れにならない内に日本人が気が付くかどうか。
それはわかりません。

わからなければ「売り」です。


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