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June 28, 2008

まだ収縮は収束しない

大方の予想通り(?)、27日のDOWは続落。
下げきった感はありません。

オイルは140$が定着しそうな勢い。

ドル安=原油高は当たり前ですが、今やオイルは米株安さえ材料とし、反アメリカの象徴になったムードがあります。

米国という存在そのものへの不安感情をヘッジするため、原油市場はさらに資金を飲み込みます。

米国長期金利は4%を切って3.99%。

ドルは買えない、米国株は買えない。
不動産はバーゲンなのか。

Mscireit10y

REIT-INDEXは、下がったとはいえバブル前の2003年の2倍あります。
これを適正水準といえるのか。

ベトナム、イラクの二度の戦争で自らを貶め、世界を混乱させる政治。
ドルをたっぷり買わせておいて、自分が間違うと、いきなり梯子を外す金融政策。

アメリカのフェアバリューは、もっと低いところにある可能性が高いと市場は憂慮しているようです。

日本の5月CPIは、コアで前年比+1.5%。
コアコアは-0.1%。

弱い内需と、さらに強まる輸入インフレという変わらない構図の中で、金利上昇圧力は高まっています。

利上げ、円高、そしてインフレと財政逼迫による長期金利上昇という近未来シナリオへの備えが必要に思えます。

日本のバブルにおける不良債権金額は100兆円。
GDP比20%で10年(以上?)かかりました。

アメリカの場合、既に公表された金融機関の不良債権が3400億ドル。(約37兆円)

これをベースに大和証券では全体不良債権額を60兆円と推定しています。
サブプライムローンを130兆円とすれば、その半分。

これはアメリカのGDP比4%程度なので、アメリカの対応速度が日本の2倍とすれば、1年で片付く計算になりますが、マーケットが今年の夏での収束を描いているようには見えません。

狭義のサブプライム問題は解決しても、その先に再びアメリカ中心の秩序とドルの安定があるのか。

1995年に50兆ドルといわれた世界の金融資産は現在150兆ドルと推定されています。

膨張した金融資産は、200兆円程度原油に転化され、株式市場は1000兆円規模で調整中。
クレジット市場も収縮のプロセスにあります。

しかしながら、膨張した100兆ドルと比較すれば、まだ10%台。

全てが適正規模になるまでには、まだ時間がかかりそうです。


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