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June 15, 2008

今相場はどの位置にいるのか

DOWは連騰して12300$。

12000$が心理的支持線であることと、ドル下落に歯止めがかかりそうな期待があることが理由かと思います。

日本株に関しては、1ヶ月前の5月17日に「戻り相場は一旦終焉か」と書きましたが、その通りになっていると思います。

以前ほどの悲観論は自分の中でも消えましたが、さらなる上昇にはエネルギー不足です。

もっとも個別に良い銘柄の下げは限定的です。
東芝、コマツ、栗田、製鋼所などはバーゲンプライスになりません。

世界の市場に力があったのは2003~2007年秋。
そこからベクトルは下向きに変わりましたので、大きな波動という観点からは、今はリスクマネーの収縮期であり、常に突然の地震を警戒すべきように思われます。

不動産市況が完全に落ち着くまで、依然アメリカ経済は不安定であり、ドルの価値が安定するかどうかも不透明。

中国市場は引き締め継続で、インフレ対策優先。
その影響を受ける香港、台湾。

アジア株は気迷い気分が続きそうで、エンジンには役不足。


為替は、全体的にファンダメンタルを反映したポジションと言えるかも知れません。

中長期的に見て、ドル円は105円程度ではないかと思いますが、シカゴポジションは現在ほぼニュートラルに戻っているようです。

CPIでみた購買力平価では、108円程度という試算があります。

参考:http://ameblo.jp/cot-repo/entry-10102394164.html

総合的に見て、現在の円は、そこそこ妥当な評価のレンジにいると思います。

ユーロドルは4月に瞬間1.6までありましたが、今は1.54近辺。
ユーロ買われ過ぎ感は薄れたため、利上げの可能性に言及されています。

震源地のアメリカが、ようやくドル防衛に向きだした事は良いことですが、ばら撒いて価値を下げておいて、さあ買え、という姿勢が支持されるべきなのかどうか。

ドル暴落は各国とも自分の首を絞めることになるので、シブシブ応じるでしょうか。


J-REITはかなり酷い状況。

IPOはキャンセル、PO二銘柄は投げ売り。
市場全体の成長性への疑問、個別のファイナンス不安などでボロリートは20万円割れ。
金利上昇も、ちょっとマイナス。

あくまで個人的な意見ですが、市場は「出資価値の下振れ」という点に過剰にシフトし過ぎて、保有する不動産自体の価値に無頓着になってしまっていると思います。

特に、大きくブックバリュー割れしたものは、解散価値に注目したリバウンドがあり得る事を、もう少し織り込むべきではないのか。

大きく捻じれて歪んだ価格形成になった市場ほど、中長期的な投資妙味は大きいはずだと私は思います。


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