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June 11, 2008

政策の手詰まり感は強い

日本の長期金利は3.6bsp上がって1.84%。
2%の壁も視野に入ってきました。

ドル安によるインフレ懸念はアメリカの予想以上だったはずです。
ドル防衛のための口先介入に懸命になり、介入まで匂わせてドル円は107円台後半。

最も利上げに遠い通貨が「円」。

夏場はアメリカでのガソリン需要が多く、オイルは高止まりするとの観測が生まれやすい時期。

各国がインフレとの戦いを重視し、金利引き上げに動けば、投資マネーの勢いは弱まります。

そうなれば、期待されているアメリカの不動産バーゲンを狙う勢いも今一歩となり、減税効果も息切れ。

北京オリンピックも終わる9月には、原油実需がはっきり減少し、原油は急速に下落するとの観測も見られています。

原油が下がれば株が上がるかと思えば、実体経済の悪化により、企業の業績見通しは悪化。

再び金利下げ期待が始まれば、また原油高と行ったり来たり。

インフレ懸念→利上げ→金融収縮→企業業績悪化→原油暴落→オイルマネー急減→株式市場低迷→消費に波及。

ズルズルとネガティブスパイラルへと入っていくシナリオの確度は高まっています。

スタグフレーションへの懸念が、単純な不況という認識に変わった時、市場は数年間の凪に突入することになるでしょう。

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ゴールドウィンの急騰は、むしろ全体の閉塞感に裏打ちされているのかもしれません。


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