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June 30, 2008

資本VS人間の大戦争

今、資本の力をは資源を独占して帝国化しつつあり、世界における格差は拡大しています。

資源保有国の発言力は高まり、売り手が圧倒的有利。

日本では原材料や食料品が値上がり、工業製品が値下がり。

グローバル化による労働力のコモディティ化に加え、製品価格の下落とコスト上昇に挟まれて労働者は板挟み。
今まで数世紀にわたって虐げられてきた「資本」が人間に牙を剥いているのです。

いつも参考にしているEspresso Diaryさんの記事の中に、

別のキャバ嬢は、「25万円男」という言葉を口にしていました。 「結婚したら、男に25万円ぐらいの稼ぎがないと厳しいと思うんですよ。でも、このあたりじゃ月に20万円以上稼いでいる人は、なかなかいない」。 私は、「いるとは思うけど、そういう人は、都会や外国で働いてるんじゃないかな」と答えました。。


引用元:http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/archives/52060629.html。

とあるのを見て、25万円が既に高い目標となっていることに、正直言って少々驚きました。

月収25万円は単純計算で年収300万円。

先日のテレビでは女性誌の編集長が、「今までは年収300万円の女性を意識した記事を掲載してきたが、最近は年収200万円台の層も増えているので、今後はターゲットとしていきたい」と語っていました。

国税庁の発表資料(H18年度:www.nta.go.jp/kohyo/tokei/kokuzeicho/minkan2006/menu/pdf/1.pdf )によれば、

給与所得者4485万人の内、男性では21.6%、女性では66%が年収300万円以下。
全体では37.6%、1692万人。

4年前のH14年は、34.9%、1560万人。
景気拡大の影で、130万人以上増えています。

(話はそれますが、男性で年収800万円以上は、14.9%、409万人。
年収300万円以下の女性1150万人が結婚相手に年収800万円以上を望むと仮定すると、3人に1人しかマッチングしません。)

日本の二極化は、もはや課題ではなく、既成事実と認識すべきであり、世界の金融資本は資本家と労働者の分断をさらに強めようとしています。

我々人類は、ヒューマニズムを重視し、弱者が政治参加できる社会を進めてきました。
そのため、資本の暴走を食い止める努力をしてきましたが、残念ながら資本量のコントロールに有効な手段を持ち得ませんでした。

さらには、過剰流動性が引き起こした後遺症を金融緩和で癒すという麻薬漬け療法を繰り返した結果、世界には信用の裏付けの無い貨幣が充満しました。

望まれずに生まれた庶子とも言える「アブレマネー」は、どこかにいるはずの実の父を探すかのように存在の裏付けを求め、常に何か弱みのある資産に食いつくのでしょう。


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Comments

常にぶれのない考えが大変参考になります

蛇足ながら
誤 麻薬付け両方
正 麻薬付け療法

Posted by: bird | July 01, 2008 09:22 AM

誤 麻薬付け療法
正 麻薬漬け療法
ですね・・・

Posted by: bird | July 01, 2008 09:27 AM

推敲が不足していました。
ご指摘ありがとうございます。

恥ずかしいので、今直しておきました。

Posted by: akazukin | July 01, 2008 09:33 AM

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