どうなる五輪後の中国
北京五輪が閉幕。
日本は金メダル9個 男子4 女子5。
総メダル数25個 男子13 女子12。
実際のメダルの数以上に、女性上位の印象が残りました。
ベスト4まで含めると、記憶に残るのは「バドミントン」や「なでしこジャパン」。
一方、野球、サッカー、男子柔道は、一体何を記憶すれば良いのか。
日本の期待という気負いが目立つ男たちは、少し不利になると「マズイ」という気持ちが先行して萎縮するようですが、女性は自分のために戦うという姿勢が明確で、最後まで気力が落ちないようにみえます。
日本は敗戦から19年2ヶ月で東京オリンピック。
中国は天安門事件から19年2ヶ月で北京オリンピック。
日本は軍国主義が終わり民主化されてから、中国は逆に民主化運動の敗北からと、背景は大きく違いますが、どちらも国民的な虚無感からスタートし、経済発展まっしぐらにやって来ました。
宗教的なバックボーンが薄く拝金主義に走りやすい点や、家族の崩壊、高齢化、都市化問題など、両国の悩みは似ています。
平成20年の中国は昭和39年の日本より物質的に豊かだと思いますが、格差は遥かに大きいでしょう。
今の中国を人権や環境など足りない点から見れば、とんでもない独裁国家ですが、30年前からみれば大変な進歩です。
従って、長期的にみれば中国の発展は確実と見る人が多いようですが、この国の哲学は何なのかということが良くわからないため、私はあまり楽観していません。
では振り返って、日本の高度経済成長期には確固たる国づくりの哲学があったのか、と問われると、それも「?」。
だから大丈夫だと考えて良いのか、だから危ないと考えるべきなのか。
どちらの立場を採る人が多いのかは、重要であるように思われます。
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