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September 20, 2008

混乱の米、漂流の日本

DOWは週初3日で812$下がり、週末2日で779$上昇。

結局1週間では-33$と小動きに終わりましたが、戻りきれなかったことに一定の意味はありそうです。

ドルも108円で頭打ち。
一直線に円安に向かったクロス円通貨と比べると、買い意欲は限定的です。

米金融当局は、RTC型機関の設立に加えて

・金融機関銘柄の空売り全面禁止
・MMFに臨時の保険制度導入
・取引開始30分後に公的資金投入の決意表明

「お前らの懸念は全部潰してやる」

スキンヘッドコンビ「P&B」の繰り出すラリアットからスープレックスの連続技に、「クレジットクランチーズ」はひとまずリングアウト。

中国市場も負けじと、歴史に残る大暴騰。

上海は+9.45%。
±10%と値幅制限が狭い(?)ため、全874銘柄がストップ高。

香港市場は、H株指数+15.5%、レッドチップ+13.3%、ハンセン指数+9.6%。

H株指数の上昇率は見事に史上1位。
上昇率1位の中海発展は+36%(!)ですが、まだPER7.3。

下げ過ぎのリバウンドとはいえ、イヤイヤ、とにかく記録尽くめ。
まさか月曜日に記録更新しないでしょうね。

CMEのNIKKEIは12440円(東京終値+520円)。

Usjpn3m

しかし、この数字をベースに計算しても、DOWの年初来-11%に対し、日経平均は-15%。
同じく直近3ヶ月ではDOW-4%、日経平均-11%と、その差は拡大。

日本株の低迷をサブプライムの影響にするのは、全く「嘘の説明」です。

現実を直視できない政治家と問題先送りを容認する国民。
どちらかに迎合してしまう大衆メディア。

三者が互いにもたれ合い、健全な牽制が行われずに日本は漂流します。

アメリカはまず危機に対処し、混乱が収束すると責任を追及して罰するのが原則。
感情論を一旦封鎖して原因を断ち切ります。

日本は被害者の悲惨さに同情し、加害者の緩慢さに怒り、真の原因は傍観し、やがて忘却。

そしてまた繰り返すのです。


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Comments

>「お前らの懸念は全部潰してやる」

為替がどう反応するのか注目してます。
これだけ好き勝手ばら撒いて、ドルの希薄化が顕在化しないシナリオがあるのかどうか。
マケインなら最後には腕力を使ってくるんでしょうかね。
余計にドル離れを招きそうですが。

Posted by: yamazakidog | September 23, 2008 09:58 AM

当面はドルの底値をもう一度試すような展開でしょうが、ドルが底抜けしても世界は困ります。
金と原油だけでは世界の信用を支えきれないでしょうから、やはり不動産やドル債券市場の安定が必要です。
当分は何を信じてよいのかわからず、右往左往が続くのではないでしょうか。

Posted by: akazukin | September 23, 2008 11:56 AM

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