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September 07, 2008

車は今後も売れるのか

日本では若者が車離れ、地方では軽自動車、都市部ではカーシェアリングが普及。
旅行は飛行機や新幹線、ビジネスの移動はタクシーよりも地下鉄。

そもそも公共交通が発達した日本では、車に依存する社会が転換点を迎えようとしています。

世界では景気後退により中古車価格が低迷。
カーリース事業の評価減が自動車産業の時限爆弾として俄かに注目されています。

アメリカでは一定の下取り額を保証したリース販売が多く、特にBMW7シリーズなどの高級車は約半分がリース販売といわれていますが、BMWの2Q決算はリースとローン事業で7億ユーロの引当金を積み、純利益は前期比33%減。

ダイムラーは評価減は必要ないと言っていますが、100億ユーロ近いリース資産があります。

リース期間が切れた時、中古車価格が下がっていれば利用者はその車を買い取りませんから、さらに需給がダブつくことになります。

最近の新車販売に関して、FTに二つの記事が見つかります。

米市場に関しては、「Big wheels keep on turning in US」。(http://www.ft.com/cms/s/0/c597747a)

これによれば、苦戦が続く大型車販売にも一筋の光明が見られるようです。

ガソリン価格が6月中旬のピーク4.11$から3.68$と下がり、ピックアップトラックやSUVの売れ行きが復活。

GMによれば販売が底だったのは4~5カ月前。
ピックアップトラックについては5月に全販売台数のうちの8.6%だったのが14%まで回復。

但しこの結果は強力な販売促進策に負うところが大との見方が主流です。

GMは6月から半年間無金利ローンを開始。
7月からは「誰にでも従業員割引」セール。

オンライン価格サービス「Edmunds.com」の調べでは、全米平均で定価から17.2%の割引がされているとのこと。

一方欧州に関しては、「Car sales in France, Spain and Italy fall」。
(http://www.ft.com/cms/s/0/05a2dc98-7886-11dd-acc3-0000779fd18c.html)

スペインでは8月販売が前年比41.3%減少と新興国並の崩壊。
イタリアでは1年前が優遇税制の駆け込み需要で好調だった反動もあり、26%以上のマイナス。

フランスでは7.1%減少。(但し勤務日数ベースでは僅かながら2.2%プラス)

車販売に限った話ではありませんが、ドイツ、フランスという強国とイタリア、スペインという弱者を抱えて、統一金利で運営するユーロ体制が地域格差を克服していけるのかどうかが心配されます。


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