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September 30, 2008

否決も必要なステップ

金融安定化法案が否決されたことで、29日のDOWは-777$(-6.98%)と、縁起が良い並び(?)で引けました。

史上最大の下げ「幅」という表現を見て、下げ「率」と勘違いする人がいるのではないかと心配になりますが、率では9.11再開直後の2001年9月17日が-7.13%。

87年のブラックマンデーが-22.6%、1929年のブラックサーズデイは-12.8%と、今回を遥かに上回っています。

ちなみに、中国市場では7%くらいの振幅は日常茶飯事です。w

いずれにせよ法案否決のニュースは、同時多発テロ級の衝撃でした。

日本でも税金投入には強い抵抗がありました。

「あいつらを税金で救いたくない」
住専国会といわれた96年から「りそな」に資金を入れた03年まで、情感処理に7年かかりました。

1回くらいの否決はむしろ正常です。

2001年に政権入りした竹中さんが使ったのは、「銀行を助けるのではなく、金融システムを助ける」というフレーズ。

これを伝道師のように繰り返し、税金投入アレルギーを克服しました。

米下院の反対議員は、納税者の利益を守るつもりだったのが、「株価急落を招いた造反者」になりかねない。

結局のところ、金融の不始末は、理不尽ではあっても全員で尻拭いが必要だというのが日本が出した結論。

だからこそ金融関係者に対して、高いモラルと見識、厳しいルールへの遵守を要求することが出来ます。

法外な報酬を手にしたトップは早めに自主返上しないと、(彼らもキリスト教徒でしょうから)最後の審判の日に間違いなく地獄へ堕ちます。
イエスキリストは傲慢な富裕層に特に厳しいのです。

いずれ実体経済に与える深刻さを理解すれば、アメリカの議会も国民も税金投入の必要性を理解します。

制裁と規制強化は、その後じっくりと厳しくやると約束すれば良いのです。

アジア市場は香港、インドがプラス引け。

意外にも、今日は新興不動産の破綻ニュースはありませんでした。
日本は明日から名実共に下半期ですので、少しはニューマネーの物色を期待したいところです。


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