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November 01, 2008

疲れた10月の終わり

誰も経験していないはずなのに、100年に一度とは大げさでしょうが、まるで20年間を1ヶ月で経験したような10月が終わりました。

9月末、日経平均は11259円もありましたが、遠い昔のような記憶。

9月30日、新日鉄は387円。
BPS309円を切ることなど、この時点では誰も想像していなかったでしょうが、最安値は10月28日の252円。

三井物産は9月末1278円。
1000円は岩盤と思われていましたが、10月安値は、やはり28日の759円。

結局日経平均の10月終値は8576円。
1ヶ月間の下落率は-24%。

ハンセン指数-23%、H株-27%、ドイツ-14%、DOW-14%、豪-14%、英-11%。

何だか納得できない。

ドルベースに換算すると、
日経平均の下落率は-18%、ドイツ-22%、豪-18%、英-20%。
ほぼ同じ。

ドルベースの投資家が、為替を睨みながら、「まんべんなく」売っていったのです。

アメリカは債券で資金を集めて「世界」に投資するファンドマネージャーでしたから、彼らがパニックになると、DOWの下げ圧力よりも、米国外の影響の方が強烈。

今回の混乱による下げ率の歪みは、長期的には是正されると予想します。

但し、アメリカというファンドマネージャーの信頼は地に落ちていますから、
「今後はお前に任せずに自分でアロケーションを決める」となる。

投資顧問としてのニーズは減少するので、投資銀行は商業銀行へと自ら業態変更しました。

自分の国の株式市場は自分で支える。

この意識が最も弱いのが日本。
相対的に戻りは遅いでしょう。

ユーロは再び売ることにしました。

かつてユーロドルが1:1だった2002年末頃、120円前後でした。
今度等価になる時は100円以下でも全くおかしくはありません。

激震は終わりましたが、余震はきっとあります。

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Comments

お疲れ様でした。あらゆる歪みが一気に噴出した一ヶ月でしたね。日足チャートが以前の月足チャートみたくなっています(笑)
今後の激動に対する恐怖と期待が入り混じっていますが、需給関係だけで上昇したドルがどのタイミングで堕ちていくのか、興味深いところです。
中長期ではドルもユーロも円もダメだとすれば、何を信頼すれば良いんでしょうね。
やっぱりゴールドか人民元になるのでしょうか。

Posted by: yamazakidog | November 01, 2008 01:02 PM

どれも役不足という感じです。
かといってドルが今まで通りの信用の基盤にもなれません。
主役急病ですが、代役も実力不足。
点滴打ちながらどうにか幕間まで務めつつ、次をどうするのか考えるという綱渡りの展開になるのでしょう。

Posted by: akazukin | November 01, 2008 04:53 PM

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