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November 08, 2008

カジノの熱狂も終焉か

Lvs
ラスベガス、マカオでベネチアンを運営するラスベガス・サンズ(LVS)がピンチになっています。

1週間前16$あった株価は、6日木曜日に30%以上暴落して7.85$。
翌日金曜日にさらに10%売られて7.03$。

ファイナンシャルタイムズの記事「Las Vegas Sands slides on default warning(ラスベガス・サンズ、デフォルトの恐れ)」によれば、カジノの客足が落ちて借入金のコベナンツ(財務制限条項)に抵触する可能性が出てきたようです。

CEOのシェルドン・アデルソン(ユダヤ人の大富豪)一家が自ら475百万ドルの転換社債を引き受けたようですが、さらに出資を集めようとアジア各地を飛び回っています。

最近シンガポールの銀行団と会談したようですが、来年12月オープン予定のシンガポールのマリーナベイサンズも資金不足が懸念されていて、責任者は2010年のどこかでは開業したいと弱気になっています。

先週の連休に、友人がマカオのベネチアンに行って来たというので話を聞くと、従業員は気が利かず、ホテル内のシルク・ド・ソレイユも、満席のはずが後から部屋に電話がかかってきてOKとなったと言っていました。

アブク銭を持って押しかけた中国人の熱狂も完全に冷めたようです。

熱海の団体旅行用ホテルが完全に斜陽化したように、中国人の旅行スタイルが洗練されていけば、いずれ広くて大きいだけのホテルも敬遠されていくのかもしれません。


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Comments

私も9月の中国旅行中、マカオのベネチアンにも行きました。
カジノ数時間楽しんだだけなのでサービスレベルはわかりませんが、マカオ内の他ホテルとの比較ではインフラは魅力的で、かなり人は来ていました。
開業からまだ1年余ですのでインカムよりもキャピタル系の問題が大きいのかなと直感しますが、もしあの客入りでもやっていけないのだとすれば、客単価が急落しているか、経営計画が甘すぎたのでしょうね。
露骨に大失敗している開発も散見されましたので、長い目で見れば良い冷や水になるのではと期待します。

Posted by: yamazakidog | November 08, 2008 11:40 PM

ベネチアンの開業時の賑わいは凄くて、確か数年で元本回収みたいな勢いでしたから、おっしゃるように、多少客足が減ったくらいで経営危機まで騒がれるのは意外な感じがします。

計画に強気すぎる部分があったのか、何か予想外の支出があったのか、他のプロジェクトで金が要るのか、記事では詳しいことが書いてありませんが、株価を見る限り、相当に厳しいようです。

Posted by: akazukin | November 09, 2008 07:34 AM

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