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November 10, 2008

わかりきっていた財政出動

中国の財政出動ニュースもあり、上海は7%、H株指数は9%上昇。

この勢いは欧州市場に引き継がれ、為替市場は円安で反応しています。
今のところGLOBEXも大幅高ですが、この好循環を断ち切るとすれば、米国市場での悪いニュースだと思います。

中国政府がこうした行動に出ることは既に何度も報道されていました。

具体的には、

10月24日、中国:鉄道建設に28兆円、「金融危機対策、内需拡大」
(http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=1024&f=business_1024_023.shtml)

11月5日には、道路、港などインフラ建設に73兆円投入か―中国紙報道
(http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=1105&f=business_1105_033.shtml)

昨日の夜の発表では、2010年末までに4兆元(約57兆円)の内需刺激策。

中国のGDPは330兆円程度ですから、その2割弱の規模。
日本でなら80兆円クラスになり、1年間の国家歳出規模に匹敵します。

これに比べると、2兆円の給付方法でガタガタしているのはまるで学芸会です。

規模よりも重要なことは、中国における公共事業は持続的な需要を作り出すだろうと世界中から信じられているということで、やればやるだけ無駄が増えると信じられている日本とは違います。

今日発表された中国の卸売物価指数(10月)は前年同月比6.6%上昇で、上昇率は9月より2.5ポイント低下。
これは今年2月以来の低水準で、金融緩和を進めやすい状況となっています。

経済のファンダメンタルを考えた場合、中国しかエンジンがないということが改めて世界に発信されたということですが、このことは何度もここで取り上げていましたし、普通の注意力で市場を見ている人に取っては、わかりきっていた事実です。

注目されるのは、NYが下がった時にどの程度中国、香港株が下げ渋る抵抗力を見せるのか、という1点のみで、それ次第では、再び日本に中国株投信ブームが来ると思います。

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