カネのない若者はコンドームも買えない?
BRICs経済研究所代表を名乗りながら、むしろ下半身経済の研究に余念がない門倉貴史氏。
は、数々の統計資料から、経済格差とセックス格差の相関性を赤裸々に解き明かしていきます。
例えば、「コンドームの出荷量はなぜ半減したのか?」。
厚生労働省の「薬事工業生産動態統計」によれば、コンドームの国内出荷量は1990年が6億1053万個が、06年には3億750万個と半減。
理由として普通に考えられるのが、セックスをする人の減少と避妊用具を使わないセックスの増加ですが、著者は背景として「コンドームを買う金銭的な余裕がない若年層が増えている」と指摘しています。
「できちゃった婚」の増加や、先進国の中では日本が唯一HIVが増加しているという事実を考えれば、使わないセックスが増えているのは事実でしょうが、それが経済的理由だとすれば、何とも物悲しい「秘め事」が行われているという気分になります。
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