DOW5000$は想定の範囲
日米の株価トレンドは、再び下向きになったと思います。
特にアメリカ株に関しては、ファンダメンタルでの下支えがほとんど期待できない状態なので、中長期的にDOW4000~5000$を意識しておきたいと考えます。
インターネットの普及は、お手軽なクレジットという意味で、信用バブルに一役買っています。
ネット決済、信用取引。
ネット元年ともいえる95年のDOWは、3800$で始まって5000$で引けました。
株の下げに伴ってドル建て債券が買われている内はまだ大丈夫でしょうが、この先ドルが本格的に敬遠されれば、あちこちで囁かれている債券バブルが崩壊。
長期金利が上昇すれば、アメリカの住宅価格の持ち直し期待が消失。
いわゆるトリプル安になって、アメリカ売りの第二幕が開くシナリオは、十分に現実的です。
一番買っておきたいのは、アメリカ国債のプットオプションだという意見には説得力があります。
日本株の下げの代表として、安値更新中の野村(8604)とオリックス(8591)の比較チャートを付けておきます。
野村は半年前の3割、オリックスは2割になりました。
これは、製造業へ戻れ、ではなく、金融を強化しろ、というメッセージと受け止めるべきだと思いますが、小泉改革が市場原理主義だと頑なに信じる「構造改革アレルギー原理主義派」にはいくら言っても無駄でしょう。
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Comments
私は、クリントン就任時くらいまで、ダウは下がると思います。
Posted by: Westbook | February 12, 2009 08:56 PM