日本から水がなくなる日
過去に二回、水に関するエントリーを書きました。
中国の水不足に関する、「誰が世界を食べさせるのか」と、日本の水不足に関する「日本人と水」。
この二つを書く時に探してみてわかったのは、「水」をテーマにした書籍が非常に少ないことで、参考になるような一般向けの読み物は見つかりませんでした。
今日、東京駅構内の書店でたまたま目にしたのが、「日本から水がなくなる日」。
B6版で189頁と薄いわりに1300円は、ちょっと高い。
とはいえ、最新の水事情がこれだけコンパクトにまとまった本はないので、買うことにしました。
いくら石油が安くなっても、人間は水がなければ生きていけません。
日本も中国も、共に水資源に恵まれていません。
しかし、日本は技術と知恵で、ある程度その問題を克服し、身の回りを見る限り、水は豊富です。
本書の「まえがき」にあるように、日本は「雨が降る頻度が高い国」。
量は多くないけれど、とにかく回数が多い。
頻繁に訪れる気まぐれな客と、どう付き合ったら良いのか。
それに知恵を絞った結果が、日本人と水との基本的な関わり合いの構図を作りました。
日本と中国は、水問題で協力する価値が必ずあるという理由が、ここに書かれています。
この記事が参考になりましたら BlogRankingに一票をお願いいたします。
Comments