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February 26, 2009

世界はビッグ3

日本のメディアは相変わらず「ビッグ3」という表現を使っていますが、海外メディアの主流は、「General Motors, Ford Motor and Chrysler 」と正確に書くか、「Detroit’s three」になっています。.

実際のところ、自力で生き残れるとすればフォードのみというのがコンセンサス。
GMとクライスラーは合わせて1社になるか、どちらかが整理される可能性が高いので、来年には「スモール2」です。

一方、中国ではビッグ3を育成するため、自動車大手2社に他社買収を指示というニュースが出ています。
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200902260020a.nwc

日本ではHV車で先行するトヨタとホンダ。
この「ビッグ2」を中心に、何らかの再編の動きが進むと考えるなら、大きくは3グループ化。

いずれにせよ軽自動車メーカーを含めて数が多過ぎると言われ続けた自動車製造業。
あわやホンダが葬り去られようとした、昭和37年の「特定産業振興臨時措置法」ような構想が、何とか存在感を打ち出したい経産省あたりから出てくるかもしれません。

金融業界では「関西アーバン銀行」と「びわこ銀行」との合併が報道されていますが、メガバンクがビッグ3になった割には、地銀の再編は明らかに遅れています。

セブンイレブン、ローソン、ファミマ。
三越伊勢丹、高島屋-H2O、Jフロント。
多くの老舗業界は、三井、三菱、住友が軸。

どの業界もほぼ、ビッグ3に集約されつつあります。

世界は流動的ですが、多少強引に纏めると、EU、日-米、中国-ロシア-インド連合の3つです。

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