少しずつ雪は解けていく
今日は二部上場のニチモが民事再生法。
尤も、株価は昨年来10円以下でしたので、市場的には既に逝っていました。
ダヴィンチとケネディクスにも継続企業の前提に関する事項の注記が付きました。
新興不動産企業の破綻などと高を括っている場合ではなく、必要以上の信用収縮を食い止めることこそが優先順位が高い政策だと考えますが、政府は政局に終われ、危機感は非常に希薄に見えます。
特に清和会の老人たちは、国民不在の小さな争いをしています。
どこが「清い和」なのでしょうか。
少しは良いニュースを探しました。
WSJアジアの2月10日付け記事。
「Bond Market in Winter Thaw (社債市場の雪解け)」
これによれば、シスコシステムが今週9日に40億ドル(3600億円)の社債を発行したのを含め、今年になってから政府保証なしの投資適格社債が783億ドル発行。
氷河期だった前四半期(08/10-08/12)は月平均210億ドルとされていますから、概ね2.5倍ペース。
投資家は信頼性の高い企業の社債に飢えているようだとも書かれています。
今日は東京でも春一番。
コートなしで出勤しました。
本格的な春はまだまだ遠いでしょうが、3年から5年先の果実を考えるなら、非常に魅力的な時期ともいえると思っています。
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Comments
中国株が上げています。
本格的な上昇トレンドになるのでしょうか。
経験則ではAKAZUKINさんが買い始めたら底打ちと判断します。
Posted by: 竹中塀蔵 | February 14, 2009 12:55 AM
中国株は、10月の崩壊時に買い再開、11月に買い増し、1月にアンガンなどを売り、今はディフェンシブな内需系を中心に、ほぼHOLD状態です。
楽観は出来ませんが、ファンダが一番良いというのは、繰り返し書いてきたとおりです。
但し、同じように考えて中国株へのエキスポージャーが高い人が多いので、下げるときも激しいのは仕方がありません。
Posted by: akazukin | February 14, 2009 01:39 PM