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February 21, 2009

次のバブルは金なのか

20日のDOWは-100$。
シティGが-22%、GMは-12%。

相場のムードは、この1週間で階段を3段飛び降りたくらい悪化したように感じられます。

日本は、政治不在の中で円安、株安。
海外から見れば、今までは株安を円高で癒していましたので、円安は売り材料。
買い手不在の中でまとまった売りが出ると支えがなく、再び「最も安心して先物を売れる市場」となっています。

大恐慌にならないよう、各国政府は全力で財政出動。

特にアメリカの財政赤字は、今年1.9兆ドル(170兆円)という巨額になりそうだと試算されています。
加えて金融機関の国有化懸念。

欧州ではアイスランドに続いてポーランド、チェコなど中東欧諸国の破綻が懸念され、ユーロも買えない。

Photo_2
どこの通貨も不安ばかりで、金は一本調子で上昇。
あっさりと1000$を突破しました。

大恐慌の反省から各国は政策総動員体制ですが、企業の国有化、財政赤字の拡大、保護主義への傾斜など弊害も大きく、市場は政府が主導する「暗く停滞した時代」を予感し、不安は増幅しています。

今の東京マーケットから判断すると、日本は少子高齢化という構造変化への対応を間違えた結果、長い氷河期の入り口にいるのだと思われます。

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Comments

相場は難しいですね。
個人的にはドル円と日本株の連動性は株高、円高の形で乖離していくと予想してましたが見事に外れそうです…。
AKAZUKINさんもファンダメンタル的に買えるなら中国とおっしゃってましたが、欧米が沈みアジアが浮上する(特に通貨)と考えていましたがAKAZUKINさんはどのようにお考えでしょうか?

Posted by: そら | February 21, 2009 04:57 PM

相場に絶対はありませんが、もし一つだけしか投資できないとすれば、多分ドル/人民元のショートを選ぶと思います。
今のところ直接そのポジションを作ることが難しいので、H株を売り買いしたり、ドル円を売ってみたりとジタバタしています。
いずれにせよ、世界の中でのアジアの比重が増すことに疑いはないと思います。


Posted by: akazukin | February 21, 2009 09:17 PM

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