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February 16, 2009

全ては自立から

支持率が10%を切った総理、欧米を遥かに下回るGDP。
100年に一度あるかないかの「財務相よれよれ会見」。

市場はどれも特段の材料とは見ていません。

外需頼みの経済構造をどう建て直すかが大きな課題。

大型の補正予算案というアイデアが出ていますが、信認のない現政権の延命につながるのなら、市場にはネガティブです。

世界的に「政策総動員」が正当化されているため、日本でも政府に期待するのが当然のようになっています。
しかしながら、少子高齢化による需要減という根本問題にメスを入れず、目先の対策ばかり打つとすれば、さらに「未来からの借金」を増やすだけ。

すぐ効く対策は、所詮短期間で効果切れ。

クリントン国務長官が、まず日本に来るのは、一番アメリカへの依存度が高くて御しやすいから。
しかも日本がそれを必要以上に、有り難がるから。

最重要の中国は最後という配慮。

政府に頼り、外需に頼り、安保に頼り、円安に頼り、酒と風邪薬に依存(?)。
日本人は、政治的にも経済的にも軍事的にも精神的にも、世界で最も自立できていない国民なのかもしれません。

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