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March 31, 2009

市場はGM破綻の免疫を身に付けつつある

一応日本では期末なので、日経平均の日中足を記録しておきます。

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年金買い期待も期末の手仕舞いに勝てる訳がない、といった図です。

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March 29, 2009

壮大なるインフレ実験は終わらない

今回のような大きな金融クライシスを分析するには、最低でも30年程度のスパンで考えないと本当の意味は分からない、となぜ世界は不況に陥ったのか 集中講義・金融危機と経済学 の中で池尾和人先生が語っています。

1980年を100として、DOWと日経平均を比較し、ケースシラー指数を87年からDOWに重ねたグラフです。
Dow

米国株の上昇率はケースシラー指数を上回っています。

過剰なローンで作られた住宅バブルよりも、株バブルの方が異常なのです。
日本のバブルなど、この壮大な波に比べれば「さざ波」のようなもの。

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March 28, 2009

中国は攻める

FreechartLME(LondonMetalExchange)での銅価格が4000$を回復。

2月の中国の銅地金輸入量が27万トンと、前年同期比2倍になったことが材料視されています。

銅は金のように代替通貨としての役割はないものの、逆に景気の動向を敏感に反映します。

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March 27, 2009

上に抜ける相場ではない

今日のアジア株は総じて小幅安。

バッドバンク構想など反発ネタが出尽くし、週末前でもあって短期なら売るタイミング。

東京市場では、不動産、REITが反発した一方、海運、コマツ、任天堂、製鋼所な景気敏感株や実力派が下落。

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英国債が札割れ

イギリスで実施された40年債17億5000万ポンドの入札が7年ぶりに札割れとなり、ポンドは軟調。

金融帝国アメリカのコピー経済を目指した英国は、こうなってみると、軍事力も限定的で、基軸通貨でもない。
北海油田は枯れ始めている。

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March 25, 2009

機械に負ける日本人

先進国の製品供給は、分断された大量の非富裕層向けの廉価品が主流になり、低価格競争は激化しています。

旧型プリウスはインサイトと同じ189万円、g.uのジーンズは990円、ヨーカ堂は2600品目を最大30%値下げ、弁当やラーメンは300円以下が激戦模様。

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March 24, 2009

為替相場は日米共倒れシナリオを示唆する

再び、見慣れた「株高=円安」の動きが主流になってきました。

Cmejpy
いわゆる「シカゴ筋」のポジションは、先週久々に円ショートに傾いています。

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March 23, 2009

死ぬ時に金持ちでも寂しい

日本は世界で最も長寿の国を実現しました。

1950年代には主要先進国中、最低だった日本の平均寿命が、1970年代~80年代にはトップ。
参考:http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1610.html

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March 22, 2009

金融VS製造

ファイナンシャルタイムスのトップ記事は、「Banker fury over tax ‘witch-hunt’」。

あるバンカーは、「高率課税はアメリカの一大産業である金融を潰してしまう。我々全部がAIGではないし、マッカーシーの魔女狩りのような行為は最もアメリカらしくない。」と訴えています。

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March 21, 2009

日本化するアメリカ

AIGの高額賞与問題は、15日のメディア報道からわずか4日後の19日に下院で課税法案が可決。
一定の溜飲が下がりましたが、20日のNYマーケットでは、こうした規制の広がりが嫌気されているようです。

日本でも公的資金が投入されたメガバンクには強い監視の目が注がれました。

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March 20, 2009

続:ヘリコプター・ベンは正しいのか

FRBは長期米国債3000億ドルの他に、モーゲージ担保証券(MBS)を最大7500億ドル、政府機関債を最大1000億ドル追加購入することを決定しました。

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March 19, 2009

ヘリコプター・ベンは正しいのか

FRBは長期国債を30000億ドル購入すると発表。
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長期金利は左の通り急低下。

株式市場はDOWが+90$と好感しましたが、逆にドルは急落。
先日1.30の節目を越えたことが話題になったばかりのユーロドルは、1.34まで急上昇。

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March 17, 2009

「枯れ木」はまだ燃えるのか

日経平均は大幅に3日続伸して8000円まであとわずか。

枯れ木は燃えやすい、と言いますが、そもそも商いが薄いところにショートカヴァー(or買い戻し)が入るとパチパチと軽く燃え上がるといった感じでしょうか。

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March 16, 2009

日米二弱の復活か

相場は恐る恐るながらもリバウンドムード。
海外では「cautious optimism」という表現も使われています。

ユーロ円は年初の128円レベルに戻っていますが、日経平均は9300円から7700円と2割低い水準のまま。

ドル円は年初94円が98円。

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March 14, 2009

今後もドルに頼っていけるのか

ドルは意外に堅調。
対円では96~99円のレンジ。

FRBのドルインデックス(2年)を見ても、上にブレイクしています。
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March 12, 2009

E=mc²

ファイナンシャルタイムズの6日付記事「Summers calls for boost to demand」に、サマーズの発言があります。

「Lawrence Summers said the urgent need for a short-term increase in spending by governments temporarily overrode the longer-term goal of tackling the global imbalances many economists believe caused the financial crisis.」

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March 11, 2009

自壊する日本政治

政治資金規正法は、企業から政治家への直接献金を禁止する代わり、お互いが「団体」を作って「間接渡し」すれば合法としました。

政治家は自分の資金管理「団体」を作り、企業は政治「団体」を作る。
団体は支払いの報告が義務付けられるので、ブラックボックスだった政治資金の流れが開示されます。

但し、企業と政治団体が分離される保証はないので、今回のような「迂回献金」が残ることは当然想定できたはずです。

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March 10, 2009

さよならパシフィック

ずるずると延命していたパシフィックHDが逝きました。
1995年の誕生から14年と、短い一生。

このまま行けば、次はダヴィンチ、ケネディクスの順でしょう。

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March 08, 2009

100兆円の景気刺激策が発動されている

IEA(国際エネルギー機関)の事務局長(executive director) は現在日本人。
通産省出身の田中信男氏です。

あの「ノーパンしゃぶしゃぶ楼蘭」の顧客リストにも載っている、"正真正銘"のキャリア官僚です。

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March 07, 2009

日本は400年の貯金を使い果たすのか

週明け月曜の朝、1月の経常収支が発表されます。

1月の貿易収支はマイナス9526億円と、過去最大の赤字幅でしたが、さらに経常収支も赤字になれば、1996年1月(256億円の赤字)以来です。

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March 06, 2009

金・銀・銅

金は一時1000$に到達した後、達成感から来る売りなどに押されて調整中ですが、900$からは反発。
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不安心理から買われる金は、株価の一時的な反発やドルが堅調な局面では売られやすいものの、天井をつけたというよりは、次の下値を固める動きと見るのが妥当だと思います。

金利を産まない金ですが、資産を守るという観点から言えば、金融危機以前よりも組み入れる必然性があると考える人は増えているはずです。

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March 05, 2009

親亀は静かに交代していく

世界金融の中心はいまだNYであり、アジアの動向は前日のNYSEの結果に左右されます。

また、香港H株を動かす最大の要素の一つは、アジア時間でのGLOBEXの動向です。

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March 04, 2009

自ら老衰へと歩む日本人

日本経済のピークを株価で判断するなら、それは1989年。
以降20年、衰える民間活力を財政の力で補うべく、国債に頼り続けました。

国債の財源は将来の税金です。
次世代から借金する以上、次世代にまで継続する経済効果がなければ国は衰退します。

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March 03, 2009

不幸も似ている

DOWの高値は07年10月の14279$。
昨日の6763$は、そこからマイナス53%ですから、要するに半分。
ここまでピークから16ヶ月。

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March 02, 2009

下げ相場は加速する

中川前大臣の「自爆テロ」以来、為替は円安基調に転換。

そして今や、株安=円高の法則はほとんど効かなくなりました。

現在も、欧州株、GLOBEXの大幅安にもかかわらず、円高は限定的。

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March 01, 2009

原資なき分配の果て

政治体制はどうあれ、豊かになるには、資本主義、市場経済を基盤としたシステムしかないということは世界的なコンセンサスだと思います。

一方で、実体経済のサイズとかけ離れた金融勢力が自壊することも劇的な形で実証されましたので、当然ながら暴走を許さないルールは必要です。

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