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March 24, 2009

為替相場は日米共倒れシナリオを示唆する

再び、見慣れた「株高=円安」の動きが主流になってきました。

Cmejpy
いわゆる「シカゴ筋」のポジションは、先週久々に円ショートに傾いています。

昨年夏までの円安は、日本人の円売り外貨買いと外国人の円建て借金による、いわゆる円キャリートレードの結果。

今や、金利差がほとんど無いため、スワップ狙いのFXは廃れましたし、円建てローンのメリットも限定的。

今回は、クロス円が強く、比べてドル円はボックス。

「円ドル売り」と「ユーロ・資源買い」の懐かしいショートロング戦略が、典型的なリスクテイクポジションとして増えてきた結果のような気がします。

ドル円二弱コンビの復活は、相場心理が極端な内向きから抜け出しつつある証拠です。

日本人が思う以上に、海外投資家から見ると、日米は一心同体。

アメリカの消費が消えた時、最もダメージが大きかったのは日本。
アメリカ投資銀行の連結子会社が日本輸出製造業。

いくら貿易額で対中国が対アメリカを抜いても、世界が見る日米は軍事同盟の関係。

アメリカが立ち直れば良しですが、悪くすれば「共倒れ」も有り得ると見られているように思います。

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