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March 06, 2009

金・銀・銅

金は一時1000$に到達した後、達成感から来る売りなどに押されて調整中ですが、900$からは反発。
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不安心理から買われる金は、株価の一時的な反発やドルが堅調な局面では売られやすいものの、天井をつけたというよりは、次の下値を固める動きと見るのが妥当だと思います。

金利を産まない金ですが、資産を守るという観点から言えば、金融危機以前よりも組み入れる必然性があると考える人は増えているはずです。

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金価格が高値で安定するという前提に立つと、銀は金に比べて割安感があるという見方があります。

金は高値の9割ですが、銀は高値の6割。
単純にそれだけを見ても、買いやすい面があります。

参考:今年の主役は「金」より「銀」 投資家、58%超の上昇予想

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金や銀に比べると、どうしても安っぽく見られてしまう銅。
現在は高値の4割水準。

金の輝きもなく、金貨・銀貨に比べて銅貨は日陰者。

但し産業用としては需要が強く、日本は全量輸入しています。

次に不足するのは銅だという本もあるくらいですから、下値が限定されていると考えるなら、金銀銅の中で最もディフェンシブな投資対象という見方があっても不思議ではなさそうです。

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Comments

(○`・ェ・)ノ【こ】【ん】【に】【ち】【ゎ】

原油は技術革新で代替できるかもしれないですし、価格が上がればそのバイアスも強くなるのに対し、鉱物はそうではないので、物が不足するという前提だと鉱物を買ったほうがいいのかなと最近思っています。

ただ、金は250ドルの頃もあったので今が高いのか安いのかよくわからなくなりましたw

Posted by: SQ | March 09, 2009 05:01 AM

鉱物も、価格が上がれば生産量が増えるという関係はあるので、何が良いかというのは複雑です。
金の妥当プライスは、本当にわかりませんね。
いずれにしても商品の時代はコスト高ですから株に逆風で、基本的に「悲観の時代」だと思います。
人類が楽観し過ぎた反動ではないでしょうか。

Posted by: akazukin | March 09, 2009 08:53 AM

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