大きなシナリオ
中国の1-3月期GDPは+6.1%。
8%に届かなかったと失望する人はあまりいないと思われます。
他の地域も想定以上に悪くなっていますし、中国の場合、目標未達なら数字を誤魔化すか、届くまで追加策が出るだけのことです。
銅は投機的と言われながらもまだ強く、金は下げ渋る展開。
想定外のことはほとんど起こっていませんが、左図に見られるように、日本とアメリカの差は意外に開いています。
中国の景気回復がより確実になり、その恩恵の思惑で位置的に近い日本が引っ張られているのか。
それともアメリカの傷は深く、長期的には「日本」のようになるのか。
今のところ米国株は金融の戻りが牽引しているだけ。
GMの行方がはっきりしない限り、投資家の展望が今一歩先に進みようがないのも事実です。
「どんなバブルの後でも景気循環はある」と白川総裁が言っていたと思いますが、小刻みなアップダウンを繰り返しながら米国株が同じような位置を浮遊している間に、中国株は底打ちコンセンサスが広がり、大きく上昇曲線を描いています。
全ては欧米からアジアへ。
ドルは欠陥商品。
今のところ、「BIG PICTURE」はドル離れによる商品インフレという最終章へゆっくり向かっている、と発言しても、間違っているとは言われないようです。
この記事が参考になりましたら BlogRankingに一票をお願いいたします。
Comments
test
Posted by: akazukin | April 29, 2009 08:14 AM