« 満開は近いのか | Main | 市場は底入れを期待している »

April 03, 2009

ネイションワイド住宅価格指数

Homepage

大手住宅金融組合のネイションワイドが発表する英国全土の住宅価格のインデックスが、予想の-1.5%に対し0.9%と意外に強い数字が出たことも、昨日のポンド円を含む強気相場の一因となりました。

しかし、イギリス経済の暗い見通しを考えるなら、この程度で下げ止まるとは思えません。

各国の不動産会社の株価やREIT指数の下げ方などと比較しても、イギリスのリアルプロパティの下落率は非常に甘いように感じられます。

日本のバブル崩壊時を思い出しても、大きく資産を痛めたのは、下げる途中の踊り場で多くのローンを抱えた人たちでした。

金融緩和や世界的な財政出動の効果がそれなりに出ているのでしょうが、イギリス経済は先進国の中で最も外資への依存率が高かったとも言えるので、反発の持続性については特に慎重に見る必要があると思います。

この記事が参考になりましたら BlogRankingに一票をお願いいたします。

|

« 満開は近いのか | Main | 市場は底入れを期待している »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 満開は近いのか | Main | 市場は底入れを期待している »