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April 30, 2009

国民と市場は冷静-長期金利が3%を突破-

WHOが警戒レベルをフェーズ5に引き上げたことで、厚生労働大臣を筆頭に、浮き足立った動きも見られます。

さきほどは、成田で感染が疑われる乗客が発見された、というだけで臨時のニューステロップが流れました。

いずれ国内で第一号感染者が出れば、号外も出るのでしょう。

北朝鮮がミサイルを発射した時も、国民は冷静に花見をし、関係者とメディアは予定調和的なパニック報道をしていました。

WHOの趣旨は、メキシコの初動失敗で広がった感染拡大を食い止めようというメッセージであり、ウィルスの毒性が弱いことは多くの専門家が指摘しています。

日本のメディアは、なぜ引き上げられたかの真意よりも、上から2番目になったという形式的事実で騒ぎます。

「警戒レベルが引き上げられたため、パンデミックの可能性が高まった」というニュースの言い方には、強い違和感を感じます。

マーケットはそのあたり、感染の拡大という面的な事実と影響の深刻さを区別していて、インフルエンザでもなく、ストレステスト結果でもなく、GM、クライスラーの破産申請でもなく、むしろ別のリスクを懸念して、円・ドル安、株高債券安で反応しているように見えます。

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米国長期金利は、およそ5ヶ月ぶりに3.0%を越えました。

市場の懸念は、無論アレです。


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Comments

やはりkamikaze Spendingでしょうか。
福沢諭吉は「およそ世の中に何が怖いと言っても、暗殺は別にして借金ぐらい怖いものはない」と自伝に残しています(朝日新聞天声人語4/29)
「先進国・債権国は破綻しない」というこれまでの常識がどこまで通用するのか見物であり、これに備えなければならないと思う今日この頃です。

Posted by: anemonefish | April 30, 2009 11:02 PM

紙幣は中央銀行の負債です。
日銀券という負債は、国債という政府への信用でバランスしています。
国債は将来の徴税権で担保されています。
将来の税金という信用が疑われると、通貨は売られ、インフレ懸念が台頭します。
税収に不安があるのに政府負債が多い国の通貨が一番信用が出来ないので保有したくない、という理屈になります。

Posted by: akazukin | April 30, 2009 11:26 PM

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