« それでも政権交代に意味があると思うしかない | Main | 史上最大の見切り発車 »

May 16, 2009

30代の犠牲で維持される日本

Photo

警察庁が2008年の自殺者数を発表しました。

年間3万2249人ですから、1日あたり88人。
前年比1.7%増加。

上から見ると、60代以上は高止まり。
連れ合いが生きていれば介護疲れ、一人なら孤独。
但し、大きく増加していないのは、経済的には恵まれた人も多いからでしょう。

50代は明確に減少傾向。
かつては窓際族などの「いじめ」もありましたが、とにもかくにも「逃げ切れる」世代。

40代は変わらず。
かつては中間管理職の悲哀を一手に引き受けていた印象もありますが、今や正社員であるだけで一定の安定があるということでしょうか。
40代は概ね1991年以前の入社ですから、何らかの形でバブルを経験し、「良い時もあった」と自分を納得させられる世代でもあります。

30代の増加は顕著です。
就職氷河期を1993年から2004年とすると、1970年~1984年生まれ。
現在の25~39歳ですから、30代はスッポリ入ります。

就職できない、正社員になれない、金が無い、結婚できない。

40代、50代の正社員を守るため、就職は狭き門。
苦しい部分が30代に集中的にしわ寄せされています。

この記事が参考になりましたら BlogRankingに一票をお願いいたします。

|

« それでも政権交代に意味があると思うしかない | Main | 史上最大の見切り発車 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« それでも政権交代に意味があると思うしかない | Main | 史上最大の見切り発車 »