日本家電が中国で売れなくなる日
日本家電メーカーが中国で苦戦中のようです。
17日付けのFT「Chinese brands aid Best Buy」によれば、上海にある6店舗のベストバイで、ローカルブランドへの巨大なシフトが起こっている、とあります。
この1年で、レノボ、TCL、ハイアールなどローカルブランドの売上が30-40%増える一方、ソニーやサムスンが50-60%マイナスと激減。
売上を牽引しているのは、ノートブックPC、携帯、スマートフォンですが、こうした最新の製品でもローカルブランドが急速に力をつけて、消費者に支持されているようです。
パナソニックが新興国向けに廉価な薄型テレビのラインアップを拡充すると発表しているのは、こうした事態を踏まえたものでしょう。
今後新興国で伸びる中間層、富裕層をターゲットとし、高付加価値製品で高いマージンを狙うのが日本メーカーの基本的な戦略でしょうが、市場はそうした悠長な希望を許してくれるかどうかわかりません。
日本が生き残る道は、我々が想像する以上に狭く険しいものなのかもしれません。
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Posted by: Tania | June 21, 2009 05:37 PM