既にバブル
GMのリストラ策が3割以上の減産体制を目指している事実が象徴するように、多くのリスク資産には少なくとも3割程度のプレミアムが付いていました。
WTIも30~40$で十分と言われながらも60$台後半。
日経平均は予想PER36倍。
H株市場でも、一部の銘柄は既に異常なPER。
過剰な信用供与による「仮需」が喪失した穴埋めに、FRBはドルを大量に刷る事で再び「仮需」を創出して対応するので、それがまた資産価格を歪めています。
あるシンクタンクがまとめた資料によれば、アメリカの景気対策は2008会計年度(~09/9)が1850億ドルに対し、09年度(09/10~10/09)が3990億ドルと「2倍」。
これからがドルじゃぶじゃぶ体制の本番です。
市場はそれを先読みして長期債を売却。
アメリカの放漫体制に慣れ親しんだ世界経済は、いつでも痛み止めを必要とする体になってしまったため、相場は既に次のバブルに入っています。
この記事が参考になりましたら BlogRankingに一票をお願いいたします。
Comments