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June 02, 2009

中国バブルまであと10年

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今週で天安門事件から20年。

日本では60年と70年の2回の安保闘争を経て、学生は政治から逃避。

髪を切って就職し、エコノミックアニマルと呼ばれ、30年後(20年後?)のバブルで一つの終止符を迎えました。

中国でも天安門事件以降、若者が政治に関心を失い、拝金主義に傾いていると言われています。

今の中国は、日本の昭和40年代といったところ。

東京オリンピックと大阪万博には6年間のインターバルがありましたが、中国は2年。
中国の近代化は日本の2倍から3倍のスピードで進んでいます。

北京五輪、上海万博を終えれば、国民の一体感よりも自分の金儲け。
人々は自らの暮らし向きだけに関心が向き、投資活動もより活発になります。

香港市場への直通車実現は時間の問題、海外旅行時の外貨持ち出し制限は大幅に緩和、世界は割安な人民元を歓迎し、元の自由化・国際化は進みます。

大量に海外に流出した人民元は、再び上海や広州を中心とした成長地域へ還流する大きなうねりとなり、バブルを演出して行くことになります。

日本もアメリカも止められなかったバブルを、果たして中国だけが上手く処理できるのか。
おそらくは無理でしょう。

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