中国株は確信のバブル
歴史は繰り返す、とはローマの歴史家クルチュウス=ルーフスの言葉と言われていますが、実際には「似て非なる」繰り返しです。
今の中国市場を見ていると、バブルに違いない状況ですが、どうもこれまでのバブルとは違う匂いがします。
日本の平成バブル。
国際金融都市「メトロポリタン東京」にはオフィスビルが「じぇーんじぇーん足りまっせん(ハッピーフライトの綾瀬はるか風で)」と言われました。
ITバブルの時には、
「IT革命による生産性向上は今後も続き、これからは景気の波が起こらない(つまり不況が来ない)」という、ニューエコノミー論が大真面目に語られました。
次々と住宅ローンが証券化されたアメリカでは、「金融工学の進歩によりリスクは厳密に管理され、もはやLTCMのような事は無い」と言われました。
我々は過去、「これはバブルではない」という理屈を創造してバブルを容認してきたのです。
今回の中国株の沸騰は、誰もがバブルだと指摘しています。
しかしながら、世界景気の唯一の救い主とも言える中国経済を「バカ正直に」否定することは、世界に不幸をもたらします。
だから壊してはいけないのだ。
そんな声が、今日どこからか聞こえてきました。
空耳かもしれません。
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