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July 30, 2009

円は脇役

昨日29日は上海市場が大きな調整(-5%)となり、連れて香港市場も3%程度下げました。
商品市場も大きく下落。

あまりに「流れ」が速いので、車間距離確認のサインが出たようなもの。

前方車両と近過ぎた人は急ブレーキを踏むことになりましたし、それで車体がフラフラするなら「積載量」オーバーです。

なお、欧州市場は総じて堅調で、DOWも下げ渋り。

為替市場では緊急避難的にドルが買われ、ドル円でもドル買いの反応。

今まで「ヤバイ時には円を買う」という条件反射的な反応が目立ちましたが、円を軸に考える異常時は終了し、ドルを軸に考える「通常思考」に戻ったようです。

『金融危機のどん底は脱したし、もう円は腹いっぱい。』

依然としてドル安リスクはあるものの、安全通貨としての円の注目度は、かなり限定的になったと考えるべきなのかもしれません。

明けて今日の中国市場は、上海が+1.7%で香港はほぼ変わらず。

良く「ショックは3日」などと言いますが、中国市場も明日波乱がなければ、当面の利益確定売りは終わったという認識が広まるでしょう。

今後も折に触れて、こうした大き目の調整はあるでしょうが、もしそこで動くとするなら、初日静観、2日目打診買い、3日目に方向性を判断、といったリズムが、まあ基本になるでしょうか。

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