Sell Dollar out-ドルを売り叩け-
ドル円は膠着状態。
狭いレンジでの揉み合いになっています。
FRBインデックスは当然ながら、ドル円よりもユーロドルに左右されます。
ユーロ圏経済は全く良くないのに、金利差などを理由にユーロが買われ過ぎたことで、今はその調整局面だと思います。
ユーロは動きにつられて少し買いすぎちゃったな、ドル円は売りたいけどもう円は腹一杯だよ。
という人が多いのかもしれません。
ドル円は「押し目待ちに押し目なし」の反対で、売りたいゾーンまで上がって来ない、というのが本音です。
99円、100円当たりになったら売りたいという人が大勢待っていることは確信できます。
ドル円のショートポジションがあれば、為替リスクなしに香港市場を買えるという利点もあります。
アメリカ経済に楽観は禁物である以上、もう一度ドル円が90円を切る円高局面が有り得ると想定しておく必要があり、その場合日本株はネガティブ、J-REITは中立、H株はややポジティブに反応するというのが基本形であろうと思います。
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Comments
いつもお世話になっております。
カリフォルニア州の州債デフォルト懸念について日本のメディアはあまり関心が無いようです。
少し気がかりなのですが、経済や市場に影響は無いのでしょうか?
Posted by: 竹中塀蔵 | July 06, 2009 12:08 AM
カ州はGDPが180兆円、予算規模が10兆円くらいに対して財政赤字が2~3兆円といった状況だと思います。
全米各州は連邦政府と違って赤字の繰り延べが原則許されておらず、単年度での収支均衡が求められています。
従って、ご指摘のように大きな問題ではあるものの、GDPの2倍もの赤字を背負っている日本人に騒ぐ資格はありません。
ちなみに夕張市が破たんした時、住民一人当たりの借金は約500万円でしたが、現在のカ州は一人10万円弱くらいの計算になると思います。
Posted by: akazukin | July 06, 2009 09:37 AM