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August 22, 2009

年収300万円は妥当なのか

Mac
「何分働くとビッグマックが買えるか指数」のグラフで見ると、東京は12分。
世界でも、最も短いグループに入っています。

ビッグマックの価格を300円、年間労働時間を1800時間で計算すると、前提となる年収は270万円です。

これが年収800万円とか出れば突っ込みを入れようと思ったのですが、エコノミストのデータは年収300万円時代に対応していました。

年収600万円(時給3300円)なら6分の労働で買えるのですから、ビッグマックとの比較で考える限り、賃金が不当に安すぎるとは言えない気がします。

年収300万円とは、500円弁当が20分労働と同じ価値になります。
言い換えると、「午前中3時間働くとして、その11%がお昼代に消える」という労働価値を、不当に低いと感覚的に言えないなら、年収300万円は適正な範囲にあります。

賃金が高いのか、日本ではマックが安いのか。
我々の年収は300万円に限りなく収斂して行くのか。

毎日平気で1000円を昼食に使う私の収入が、実力よりも高止まりしていることは自覚していますが、もっと懲りていないのはウォールストリートの連中です。

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