一体日本は何に金を使っているのか
治安防衛費は、日本がGDPの2.4%。
アメリカが6.3%、ドイツが2.8%。
ざっとみて3%程度が平均のようですから日本は低い方です。
思いやり予算等が含まれているのかどうかは不明です。
農業助成は、農業収益総額に対する比率で、日本が56%。
平均の30%を遥かに超えています。
統計の「アヤ」があるのかもしれませんが、日本の場合、支出の方法に問題がありそうです。
漁業への政府補助は絶対額で、日本が2342M$(約2300億円)と断トツ。
米が1290M$、スペイン489M$、スウェーデン33M$と、他は比較にならないほど少ないようです。
ODAは日本がGDP比0.19%。
非加重平均が0.42%、ノルウェイが0.87%など、北欧諸国が高くなっているのに比べ、日本は見劣りします。
要するに、農業と漁業には手厚く配っている割に、社会保障も防衛も手薄でODAも少ないのです。
一体全体日本は何に金を使っているのでしょうか。
H21年度一般歳出51兆円の内、社会保障費が25兆円と半分。
公共事業7兆円、防衛費5兆円、文教関係5兆円、後はその他モロモロ。
財投150兆円は、道路、農業・中小企業、地方で3分の1ずつといったところ。
ざっと見た感じ、やはり「生活」のために削るなら道路等の公共事業費のようです。
いずれにせよ、予算の分析は片手間で出来る話ではないので、民主党に本格的に手を入れてもらうしかありません。
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