民主党の功罪
今まで狭い仲間内で、一生懸命政策議論を積み重ねてきたのです。
役人からの情報も少なく、グローバルな視野にも欠けています。
とにかく敵は自民党だけでしたから、直線思考のあら探しは得意。
既存制度の弱点や矛盾点を攻撃することに関しては、シガラミが無いだけに期待できます。
無駄な公共事業の見直し、教育への重点投資、空港整備特別会計の見直しなどの着眼点は申し分ありません。
一方、きわどい権力争いをしていないので、すぐに手の内をみせてしまう癖があり、自分の発言の影響にも鈍感です。
党首はこれまでお金に困ったことが無い人ですから、投資の事なんかわかりません。
財務大臣は言わなくても良いことを言って、自分で火消しに慌てています。
何のために、あの行天氏をアドバイザーに迎えたのでしょうか。
小沢氏は別にして、皆さん自民党議員よりは表裏が無く、理想主義の人が多いのでしょうが、マーケットとの対話や国際交渉の場で、いきなり本音を吐露しては、到底目標は達成できません。
一番肝心なところは、最後の最後まで、見えそうで見せないのが、まずは基本と心がけて頑張って欲しいものです。
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