民主党は改革か後退か
寄せ集めと言われ続けた民主党に共通点があるとすれば、「非」自民。
小沢、鳩山、岡田。
皆、元は自民党。
若手には自民党体質を嫌って役所を飛び出した官僚出身者も多い。
国民は、小泉氏の「ぶっ壊す」に共鳴し、政権「交代」に賛同しました。
既存システムの建て直しに関しては同意したものの、何を建築するかは同床異夢です。
そもそも自民が全て古いわけではないので、非自民が全て改革的であるとも限りません。
官僚主導の中央集権体制や公共工事を見直すのは前進ですが、郵政の株式売却凍結や後期高齢者医療制度の廃止などは後退になってしまう可能性が高く感じられます。
前進か後退かの判断は、世の中の変化に対応しているか、単なる逆戻りか、です。
八方美人的な政策は、誰もがそこそこ満足するなら成功ですが、誰もがかなりの不満になる可能性も高いでしょう。
オンボロ中古車を譲り受け、チューンアップして燃費を上げて馬力を出そうとしつつ、一方では荷物をドンドン増やしているようなもの。
上手くスピードが上がらなければ、全ての乗客からクレームが出てくる可能性があります。
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